「ホンダ・オデッセイ」復活 質感・機能を磨いた最新型の販売がスタート
2023.12.07 自動車ニュース![]() |
本田技研工業は2023年12月7日、一部仕様変更を施した上級ミニバン「オデッセイ」を発表した。同年12月8日に販売を開始する。
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さらなる高級感を演出
ホンダ・オデッセイは2021年末で一旦生産終了となったものの、市場からの要望に応えるかたちでカムバック。部分的に改良を加えたうえでラインナップされることになった。
外観においては、フロントグリルのデザインを変更。開口部を拡大することでワイド感を強調するとともに、メッキバーに突起状の意匠を組み合わせて高級感を演出したという。ホンダの「H」エンブレムをより前方に配置するなどして、フロントの“突き出し感”も強められている。
さらに、新グレード「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION(e:HEVアブソルート・EXブラックエディション)」では、ブラッククロームメッキのフロントグリルを採用。ブラックスモークレンズのリアコンビランプや、マットベルリナブラックの18インチアルミホイール、ブラックのルーフライニング/ピラーライニングを装備するなど、内外装をブラックでコーディネートすることで洗練されたムードが演出される。
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4860×1820×1695mmで、従来型に対して全長を5mmだけ延長。ホイールベース(2900mm)を含め、そのほかの値は変わらない。
車内は7人乗り仕様に限定されており、8人乗りは用意されない。全タイプの2列目シートは、オットマンとリクライニングの操作を含む4ウェイ電動調節機構付きキャプテンシートとなっており、シートヒーター、折り畳み式センターテーブル、ミニテーブル付きアームレスト、足元のUSBチャージャー(Type-C)などを標準装備。3列目シートは従来と同様、床下への格納式となる。
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ハイブリッドに一本化
パワーユニットは2リッター直4ガソリンエンジンをベースとするハイブリッドのみとなる。エンジン(最高出力145PS、最大トルク175N・m)とモーター(同184PS、同315N・m)のアウトプットについては、従来型との差異はない。駆動方式はFFのみで、WLTCモードの燃費値は19.6~19.9km/リッターと公表される。
走りに関わる機能としては、アクセルオフ時の減速を容易にする減速セレクターを新たに設定。エレクトリックギアセレクターも、オデッセイとしては初めて備わる。
安全性能の向上も最新型のトピックのひとつで、安全運転支援システム「ホンダセンシング」には、近距離衝突軽減ブレーキとオートハイビーム、急アクセル抑制機能が追加されている。
またフロントカメラを広角化し、衝突軽減ブレーキの検知対象を拡大。新たに交差車両や右折時の対向車、横断する自転車、二輪車、夜間の歩行者などが検知可能となった。そのほか、誤発進抑制機能や歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、渋滞時追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援システム、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能、後退出庫サポートなどが備わる。
インフォテインメントの面では、新世代のコネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「ホンダコネクト」をオデッセイとして初採用。コネクテッドサービス「ホンダ トータルケアプログラム」が利用できるほか、スマートフォンを使ったリモートでのエアコン操作や、車内Wi-Fiの使用も可能となっている。
ラインナップと価格は以下のとおり。
- e:HEVアブソルート:480万円
- e:HEVアブソルート・EX:500万0600円
- e:HEVアブソルート・EXブラックエディション:516万4500円
ボディーカラーは「プラチナホワイト・パール」「プレミアムヴィーナスブラック・パール」「フォーマルブラック」が全グレードに用意され、「e:HEVアブソルート・EX」のみ「メテオロイドグレー・メタリック」を加えた4色展開となっている。
(webCG)