BMWアルピナD4 Sグランクーペ(後編)

2024.02.11 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「BMWアルピナD4 Sグランクーペ」に試乗。前編では「減速を最もスゴイと感じた」と語った山野。後編ではそこをもう少し掘り下げて聞くとともに、“アルピナライド”と呼ばれる乗り味についても語ってもらおう。
【webCG】クルマを高く手軽に売りたいですか? 車一括査定サービスのおすすめランキングを紹介!

気持ちいい減速という発見

今回、レーシングドライバーの山野哲也がテストするのは、3リッター直6ディーゼルターボ(355PS)を搭載するBMWアルピナD4 Sグランクーペ。48Vのマイルドハイブリッドシステムを採用。8段ATを介し、必要に応じて4輪に駆動力を配分する。ベース価格は1320万円。

webCG:低回転から力強く、そのうえ高回転の伸びまで堪能できるアルピナのディーゼルターボ。でも、山野さんは加速より減速に感銘を受けたそうですが?

山野:加速フィールのよさもBMWアルピナならでは、ですが、アクセルをオフしたときに「これはスゴい!」と思いました。エンジンブレーキがかかるのが実に早いんです!!

webCG:エンジンブレーキ、ですか!?

山野:最近のクルマは燃費、環境性能を上げるために、ペダルを戻してもすぐにエンジンブレーキがかからないことが多い。

webCG:スロットルの開閉を電子的に制御するモデルが増えていますから、物理的にペダルを戻しても、すぐにそのままパワートレインに反映されるわけではない。

 
BMWアルピナD4 Sグランクーペ(後編)の画像拡大
 
BMWアルピナD4 Sグランクーペ(後編)の画像拡大
 
BMWアルピナD4 Sグランクーペ(後編)の画像拡大
 
BMWアルピナD4 Sグランクーペ(後編)の画像拡大