メルセデス・ベンツの新しい2ドアクーペ「CLEクーペ」が上陸

2024.03.18 自動車ニュース webCG 編集部
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メルセデス・ベンツCLE200クーペ スポーツ
メルセデス・ベンツCLE200クーペ スポーツ拡大

メルセデス・ベンツ日本は2024年3月18日、新型車「メルセデス・ベンツCLEクーペ」の導入を発表し、同日、販売を開始した。

「Cクラス」と「Eクラス」のコンセプトと技術をもとに開発した「メルセデス・ベンツCLEクーペ」。欧州では2023年11月に発売された。
「Cクラス」と「Eクラス」のコンセプトと技術をもとに開発した「メルセデス・ベンツCLEクーペ」。欧州では2023年11月に発売された。拡大
最新の「Cクラス」に準じたインテリア。インストゥルメントパネルには12.3インチのドライバーインフォメーションディスプレイと、11.9インチの縦型センターディスプレイを配置する。
最新の「Cクラス」に準じたインテリア。インストゥルメントパネルには12.3インチのドライバーインフォメーションディスプレイと、11.9インチの縦型センターディスプレイを配置する。拡大
「CLEクーペ」専用にデザインされたスポーツシートでは、オプションでヘッドレストにスピーカーを内蔵した「Burmester 3Dサラウンドサウンドシステム」を選択できる。
「CLEクーペ」専用にデザインされたスポーツシートでは、オプションでヘッドレストにスピーカーを内蔵した「Burmester 3Dサラウンドサウンドシステム」を選択できる。拡大
従来の「Eクラス クーペ」より広い後席もセリンポイント。リアシートはショルダールームが54mm拡大された。
従来の「Eクラス クーペ」より広い後席もセリンポイント。リアシートはショルダールームが54mm拡大された。拡大
「CLE200クーペ スポーツ」では、最高出力204PS、最大トルク320N・mの直4ガソリンターボエンジンに、同23PS、同205N・mを発生するISGと呼ばれるマイルドハイブリッド機構が組み合わされる。
「CLE200クーペ スポーツ」では、最高出力204PS、最大トルク320N・mの直4ガソリンターボエンジンに、同23PS、同205N・mを発生するISGと呼ばれるマイルドハイブリッド機構が組み合わされる。拡大
右端から左端までボディーを横断する、ひとつながりとなったデザインのテールランプが目を引く。
右端から左端までボディーを横断する、ひとつながりとなったデザインのテールランプが目を引く。拡大

メルセデス・ベンツCLEクーペは、「革新的なコンセプトとテクノロジーを採用しながら、クーペならではの美しく伸びやかなデザインや専用の快適装備、スポーティーな走行性能を備えた新しい2ドアクーペ」と紹介される2ドアクーペである。「Cクラス」と「Eクラス」のコンセプトと技術をもとに開発され、欧州では2023年11月に発売。2024年にはオープントップの「カブリオレ」も投入される予定だ。

メルセデス・ベンツの2ドアクーペで伝統的に採用されるロングホイールベース、ショートオーバーハング、ロングボンネットのプロポーションは、メルセデスデザインの基本思想である「Sensual Purity(センシュアルピュリティー=官能的な純粋さ)」によって磨き上げられ、ダイナミックかつエモーショナルなスタイリングが特徴とされる。

ボディーサイズは全長×全幅×全高=4850×1860×1420mm。フロントボンネットには力強さを強調するパワードームが、「シャークノーズ」と呼ばれる逆スラントのフロントマスクには立体的な新デザインのラジエーターグリルが採用されている。サイドではショルダーラインに沿って伸びる前後2本のプレスラインが目を引き、またリアでは右端から左端までボディーを横断するひとつながりとなったデザインのテールランプが大きな特徴となっている。

インテリアの基本意匠は最新のCクラスに準じており、インストゥルメントパネルには12.3インチのドライバーインフォメーションディスプレイと、11.9インチの縦型センターディスプレイを配置。CLEクーペ専用にデザインされたスポーツシートでは、オプションでヘッドレストにスピーカーを内蔵した「Burmester 3Dサラウンドサウンドシステム」を選択できる。

車内空間が従来の「Eクラス クーペ」より広くなった点も特徴で、特にリアシートはショルダールームが54mm拡大された。トランクの容量は420リッターで、リアシートの背もたれには40:20:40の分割可倒機構も採用されている。

パワートレインは、2リッターターボエンジンのみの設定。最高出力204PS、最大トルク320N・mの直4ガソリンターボに、同23PS、同205N・mを発生するISGと呼ばれるマイルドハイブリッド機構が組み合わされ、後輪を駆動する。トランスミッションは9段ATとなる。

通常走行時にはしなやかで快適な乗り心地でありながら、ハードなコーナリング時など一定以上の負荷がかかった場合に、瞬時に減衰力を高められる「セレクティブダンピングシステム」を採用したスポーツサスペンションを標準装備。連続可変ダンピングシステム搭載の「DYNAMIC BODY CONTROLサスペンション」やリアアクスルステアリングなどをオプションで選択できる。

今回導入されるのは「CLE200クーペ スポーツ」の1機種で、価格は850万円。

(文=webCG/写真=花村英典)

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