【ニュース】「ブガッティ・シロン」のファイナルモデルは世界に1台の特別仕様!
500台目にして最後の「ブガッティ・シロン」
2024.06.25
アウトビルトジャパン
最高出力1500PSを誇るハイパースポーツカー「ブガッティ・シロン」の最後を飾るのが、ワンオフモデルの「L’Ultime(リュルティム)」だ。500台目のシロンに採用された特別なメニューとは? その詳細をリポートする。※この記事は「AUTO BILD JAPAN Web」より転載したものです。
デビュー時と同じ外装色をまとう
壮大なる物語のエンディングは、それにふさわしいものでなければならない。だからこそ、ブガッティはシロンの最後を華麗に見送るのだ。500台目にして最後のシロン。その名も「リュルティム(=最後の)」である。
1500PSの最高出力を掲げ、時速300マイル(約482km/h)超えの最高速を誇る初の市販車がブガッティ・シロンだ。ブガッティのブランド復活を知らしめ、ハイパースポーツカーの頂点に君臨した「ヴェイロン」の後継モデルとしてシロンは誕生した。
そのデビューは2016年にさかのぼる。サイドの大きな「Cバー」(ブガッティライン)が目を引くワイドなフォルムは、ジャン・ブガッティが手がけた自動車史の至宝「タイプ57SC アトランティーク」へのオマージュである。リアミドに置かれる8リッターW16クワッドターボエンジンは新設計で、ヴェイロンと同じく7段DCTが組み合わされた。駆動方式はもちろん4WD。ベース価格は240万ユーロ(車両本体/当時)で、500台のみの限定生産がアナウンスされた。
ジュネーブモーターショーの会場で羨望(せんぼう)を集めた初の展示車両は、「アトランティックブルー」と「フレンチレーシングブルー」のカラーをまとっていた。その展示車両に敬意を払い、最後のシロンもまた当時の配色で登場した。
ボディーに描かれた「500」の数字は手書き
ブガッティのシュールムジュール(カスタムメイド)チームは、「2016年に誕生したシロンのオマージュとして、オリジナルのカラーリングとデザインを再解釈しました」と、リュルティムにおけるエクステリアへのこだわりを説明する。
フロントとリアで異なる色合いとなる2トーンのブルーは、ボディーの中央でシームレスに交わる。その色彩と「C」の文字を想起させるデザインのカラーリム、そしてサイドミラーに施されたトリコロールのアクセントによって、エクステリアは印象的に仕上げられている。
ラジエーターグリルには、このモデルのために特別にデザインされたブルーのブガッティエンブレムがあしらわれている。左右のドアからフロントフェンダーにかけては、“シロンの伝説”の誕生に貢献した場所や出来事が手書きで入る。その一つひとつが実に興味深い。
さらにボディーサイドやリアウイング、エンジンカバー、シート、センターコンソールなどに、手書きで「500」の数字が記されている。サイドミラーのカラーリングはもちろんフランス国旗をイメージしたもので、ブランド発祥の地の表現にほかならない。
公表されていない事実は?
ラジエーターグリルはブガッティのブランドカラーである「アトランティックブルー」で統一され、馬蹄(ばてい)型フレームの内側に緻密な正方形のメッシュグリルが組み込まれている。
インテリアも特別で、こちらもまたブガッティのイメージカラーであるブルーで彩られている。シュールムジュールチームは、「コックピットではカーボンファイバーのシンフォニーが楽しめます。ラグジュアリーなディープブルーのレザーとマットブルー仕上げのカーボンパーツが、伝説的なフレンチレーシングのニュアンスを表現しています」と、その特徴を紹介する。
リアミドにマウントされる8リッターW16クワッドターボエンジンや、それに組み合わされる7段DCT、4WDの駆動システムなど、メカニズムがシロンに共通することは公表されている。唯一、明かされていないのはその価格だけである。
(Text=Andreas Reiners/Photos=Bugatti Automobiles S.A.S.)

AUTO BILD 編集部
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