ランボルギーニがハイブリッドの新たなスーパースポーツカー「Temerario(テメラリオ)」を発表

2024.08.19 自動車ニュース webCG 編集部
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ランボルギーニ・テメラリオ
ランボルギーニ・テメラリオ拡大

アウトモビリ・ランボルギーニは2024年8月17日(現地時間)、米カリフォルニア州モントレーにおいて、新型スーパースポーツカー「Temerario(テメラリオ)」を世界初公開した。

 
ランボルギーニがハイブリッドの新たなスーパースポーツカー「Temerario(テメラリオ)」を発表の画像拡大
 
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より速く、便利で快適に

テメラリオは、「レヴエルト」に次ぐランボルギーニのプラグインハイブリッドスポーツカー。従来のV10モデル「ウラカン」の後を継ぐミドシップスーパースポーツと位置づけられる。

新開発のハイブリッドパワートレインは、1万rpmの回転数を許容する4リッターV8ツインターボエンジン(最高出力800PS、最大トルク730N・m)がベース。これに3つのモーター(フロント2基+リア1基)を組み合わせ、システム最高出力920PSを発生する。この3モーターハイブリッドシステムは瞬時の加速、トルクベクタリング、エネルギー回生を実現する点で優位性があるとアピールされている。変速機は8段のDCT(デュアルクラッチトランスミッション)。駆動方式は、必要に応じてモーターがフロントアクスルを駆動する4WDである。

今回公表されたパフォーマンスに関するスペックは、0-100km/h加速が2.7秒で、最高速度は343km/h。走行モードは基本4種類(チッタ/ストラーダ/スポルト/コルサ)で、走りの特性はもちろん、異なる音環境を提供できるというのが自慢だ。これに加えて、ドライビングの楽しさを最大限に引き出すドリフトモードも用意される。

サーキット走行を望むユーザー向けに「アレジェリータ(軽量化)パッケージ」も設定。乾燥重量1690kgというテメラリオは、このオプションによりボディーコンポーネントだけで12.65kgの軽量化が可能で、軽量インテリアエレメントとカーボンリム、チタンマフラーを装着することで25kg以上も軽くなる。あわせて、空力性能も向上するという。

テメラリオのボディーサイズは全長×全幅×全高=4706×1996×1201mmで、ホイールベースは2658mm。デザインについてはランボルギーニのデザイン部門であるチェントロ・スティーレが担当しており、新しいハイブリッドパワートレインを強調するシャープなラインや、六角形のライトシグネチャーなどがポイントとされる。

パイロット感を際立たせたという内装は、象徴的なエンジンスタートボタンやレーシングカーをイメージしたステアリングホイール、助手席用のインフォメーションディスプレイなどが特徴。18Wayの電動調節機構やヒーター、ベンチレーションを備えるコンフォートシートが装着され、オプションでのカーボンファイバー製ダブルシェルスポーツシートも選べる。

スペース的には「同じクラスのどのモデルよりも広い」とうたわれるなど、快適性も自慢だ。ヘルメットをかぶった長身のドライバーもサーキットを快適に走行できるよう配慮されており、シート後方に日用品の収納スペースが設けられ、フロントボンネット下には112リッターの荷室が確保されている。

また、センタートンネル内には高出力リチウムイオンバッテリーパックを搭載。重心を可能な限り下げるとともに、最適な重量配分を実現している。最大出力7kWの充電システムに対応しており、バッテリー残量ゼロの状態から30分での満充電が可能となっている。

インフォテインメントやコネクティビティーにおいても新たな試みが見られる。テメラリオでは、エンジンが停止しているときでも、スマートフォンやApple Watchを使って燃料やバッテリーの残量、航続可能距離、駐車位置などを常にモニター可能。車両の不正使用を検知するランボルギーニ・コネクト・ビークル・トラッキング・システム(LCVTS)も備わる。

また、道路やサーキットの様子に加え、パッセンジャーの感情やステアリングホイールの動きなどをカメラで映し取り、専用のコントロールユニットを介してオンボードサービスを提供にする「ランボルギーニ・ビジョンユニット(LAVU)」が利用可能。テレメトリーによりサーキットでのパフォーマンスを記録し走りを改善することができるほか、最高のドライビングの瞬間を映像として保存したり、安全性を向上させたりすることも可能となっている。

(webCG)

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