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2/352021年10月に発表された現行型「レンジローバー」。JLRの新世代アーキテクチャー「MLA-Flex」を初めて採用したモデルで、従来モデルより快適性や運動性能が飛躍的に向上していた。
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3/35「SV」グレードでは、インテリア/エクステリアともに「SVイントレピッド」「SVセレニティー」の2つのデザインテーマが用意されており、選んだテーマに応じてクルマのイメージが大きく変わる。試乗車にはスポーティーなSVイントレピッドが採用されていた。
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4/35操作系は大幅にデジタル化されており、センターコンソールもスイッチ類を極力排した非常にシンプルなものとなっている。「SV」ではシフトセレクターやスタート/ストップボタンのベゼル等に、専用のセラミック素材を採用している。
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5/35湾曲した大型のタッチスクリーンには、ナビやオーディオなどの機能だけでなく、空調などの操作系も統合。悪路走破用のドライブモードセレクター「テレインレスポンス」の操作もここで行う。
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6/35「SV」は現行型から新設された最上級グレードで、パワートレインは3リッター直6ターボエンジンとモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド「P550e」と、4.4リッターV8ターボエンジンにマイルドハイブリッド機構を組み合わせた「P615」から選択できる。
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7/35現行型「レンジローバー」(写真向かって左)と、筆者の友人である浦野周平氏の2006年式「レンジローバー ヴォーグ」(同右)。(写真:宮崎正行)
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8/352024年モデルの「SV」には「SV BESPOKEサービス」が新たに導入され、車体色を230色(!)の「SV BESPOKEペイントパレット」から選択可能となった。
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9/35エクステリアは、JLRチーフ・クリエイティブ・オフィサーのジェリー・マクガバン氏が追求したミニマリスムを体現したもの。凹凸や装飾を極力排したサーフェイスと緻密なラインが、独自の緊張感を漂わせる。
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10/35リアまわりの意匠もミニマリスムを追求したもの。ハイパフォーマンスモデルながら、後続車を脅かすようなディフューザーなどはなく、マフラーも隠すように下向きに配置されている。
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11/35搭乗者の乗降をサポートする、可動式のサイドステップ。ドアを開けると自動で展開する。
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12/35フロントドアの前端に施された縦型の装飾パネルは、初代「レンジローバー」(3ドア)の縦型のドアハンドルや、3代目レンジローバーのサイドベントをモチーフにしたもの。ディテールを見ると、意外なほどに過去のモデルのデザインが受け継がれている。
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13/35シート表皮には上質なニアアニリンレザー/セミアニリンレザーを採用。オプションで、環境に配慮したポリウレタン素材の「ウルトラファブリック」も選択できる。
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14/35シートレイアウトは2列5人乗りに加え、ロングホイールベース仕様には3列7人乗りと2列目セパレートシートの2列4人乗りも用意。スタンダードな2列5人乗りでもリアシートは豪華で、助手席側の後席にはオットマンや足置きなども装備。助手席を前に押しやれば、足を伸ばしてくつろげる。
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15/35「SV」に標準で採用されるスライディングパノラミックルーフ。試乗車には有償オプションのリアエンターテインメントシステムも装備されていた。
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16/35後席には左右独立しての温度調整が可能なオートエアコンを採用。3段階で温かさを調整できるシートヒーターなども装備される。
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17/35空調はセンターコンソールのタッチスクリーンでも操作が可能。シートポジションや照明、ブラインドなどもここで操作する。
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18/35既存のスーパーチャージャー付き5リッターV8エンジンに代えて、BMW製の4.4リッターV8ツインターボエンジンがラインナップされた現行型「レンジローバー」。実は3代目レンジローバーにも、BMW製の4.4リッターV8エンジンが積まれていた。ランドローバーがBMWの傘下にあった時代に開発されたからだ。
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19/35「SV P615」に搭載される、マイルドハイブリッド機構付きの4.4リッターV8ツインターボエンジン。615PSの最高出力と750N・mの最大トルクを発生する。
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20/35メーターパネルに備わるフル液晶のドライバーインフォメーションディスプレイ。表示パターンは豊富で、全体にナビゲーションの画面を映すこともできる。
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21/35現行型「レンジローバー」には後輪操舵機構が搭載されており、50km/h以下の低速域では前輪と逆位相に後輪を操舵。この巨体でありながら、最小回転半径を5.3mに抑えている。
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22/35足まわりは高度に電子制御化されており、可変ダンパーとエアサスペンションの組み合わせにより、路面を問わず、常に快適な乗り心地と高い走行安定性を実現。オフロードでは車高を上げて走破性を高めることもできる。
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23/35ホイールサイズは22インチが標準で、試乗車が装着していた23インチホイールと285/40R23サイズのタイヤは有償オプションとなる。
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24/35ステアリングホイールに備わる運転支援システムの操作スイッチ。アダプティブクルーズコントロールやレーンキーピングアシストなどは備わっているが、渋滞時に重宝するハンズフリー走行機能については、今のところ装備されていない。
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25/35乗るたびに快適な乗り心地に驚かされる現行型「レンジローバー」だが、同時に「豪華な後席よりも運転席に座りたい」と思わせる点も、このクルマの魅力。JLRのクルマづくりの妙には、本当に脱帽である。
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26/352024年6月に発表された、日本限定の特別仕様車「SVビスポーク バルモラルエディション」(写真向かって左)。同時に発表された「SVビスポーク1858エディション」(同右)は「日本文化と英国とのつながりを表現した」というロングホイールベースの特別仕様車で、価格はなんと4850万円だった。
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27/35音響機器もハイエンドなものとなっており、実に28個ものスピーカーを備えた1700Wの「MERIDIANシグネチャーサウンドシステム」が搭載される。
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28/35丁寧に起毛表皮が張り込まれたラゲッジスペース。容量は後席を起こした状態で818リッター、畳んだ状態で1841リッターとなっている。
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29/35イルミネーションが仕込まれたサイドシルプレート。こちらにも、同車がカタログモデルの最上級グレードであることを示す「SV」のロゴが描かれていた。
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30/35内外装の美しさに充実した装備、走りのよさ、快適な乗り心地……と、およそクルマに求められる要素のすべてを高次元で実現した「レンジローバー」。問題をひとつ挙げるとすれば、駐車場を選ぶそのボディーサイズかもしれない。
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31/35レンジローバーSV P615
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35/35浦野周平/イラストレーター(写真向かって左)
シトロエンのハイドロ沼から抜け出すべく「レンジローバー」に宗旨替えするも、同じ沼だと知り早10年。家族と猫と乗っていないハーレーをこよなく愛して、今日もなにかを描いています。https://shu-thang.com (写真:webCG)

宮崎 正行
1971年生まれのライター/エディター。『MOTO NAVI』『NAVI CARS』『BICYCLE NAVI』編集部を経てフリーランスに。いろんな国のいろんな娘とお付き合いしたくて2〜3年に1回のペースでクルマを乗り換えるも、バイクはなぜかずーっと同じ空冷4発ナナハンと単気筒250に乗り続ける。本音を言えば雑誌は原稿を書くよりも編集する方が好き。あとシングルスピードの自転車とスティールパンと大盛りが好き。
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