マセラティのミドシップスーパースポーツカー「GT2ストラダーレ」が上陸

2024.12.01 自動車ニュース webCG 編集部
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マセラティGT2ストラダーレ
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マセラティ ジャパンは2024年12月1日、ハイパフォーマンスミドシップスポーツカー「マセラティGT2ストラダーレ」(参照)の日本導入を発表し、報道関係者に初披露した。

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「マセラティGT2ストラダーレ」は、2シーターミドシップスポーツ「MC20」をベースとするレーシングマシン「マセラティGT2」のロードバージョンに位置づけられる。
「マセラティGT2ストラダーレ」は、2シーターミドシップスポーツ「MC20」をベースとするレーシングマシン「マセラティGT2」のロードバージョンに位置づけられる。拡大
フロントセクションのリニューアルに加え、アンダーボディーやリアディフューザーの形状変更、3段階に調整可能なリアウイングなどによって280km/h時で最大500kgのダウンフォースを発生させる。
フロントセクションのリニューアルに加え、アンダーボディーやリアディフューザーの形状変更、3段階に調整可能なリアウイングなどによって280km/h時で最大500kgのダウンフォースを発生させる。拡大
コックピットのデザインは「MC20」のものをベースとするが、サーキット走行に適合したシンプルな造形にリニューアルされた。
コックピットのデザインは「MC20」のものをベースとするが、サーキット走行に適合したシンプルな造形にリニューアルされた。拡大
サベルト製のバケットシートを装備。内装にもカーボンファイバーがふんだんに使用されている。
サベルト製のバケットシートを装備。内装にもカーボンファイバーがふんだんに使用されている。拡大
最高出力640PS/7500rpm、最大トルク720N・m/3000-5500rpmの3リッターV6ツインターボエンジンをリアミドに搭載。
最高出力640PS/7500rpm、最大トルク720N・m/3000-5500rpmの3リッターV6ツインターボエンジンをリアミドに搭載。拡大
カーボンファイバー製のセンターコンソールパネルにはイエローのラインが入る。
カーボンファイバー製のセンターコンソールパネルにはイエローのラインが入る。拡大
「GT2ストラダーレ」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4669×1965×1222mm、ホイールベースは2700mm。
「GT2ストラダーレ」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4669×1965×1222mm、ホイールベースは2700mm。拡大

今回、日本で初披露されたマセラティGT2ストラダーレは、2020年9月に登場した2シーターミドシップスポーツ「MC20」をベースとするレーシングマシン「マセラティGT2」のロードバージョン。2024年8月16日、米カリフォルニア州モントレーのカーイベント「ザ・クエイル モータースポーツギャザリング」においてグローバルデビューした。

「レーシングマシン特有のスタイリングとパフォーマンスを、どのようなコンディションでも最高のかたちで楽しむことを可能にする」と紹介されるGT2ストラダーレは、MC20より10PSアップした最高出力640PS/7500rpm、最大トルク720N・m/3000-5500rpmの3リッターV6ツインターボエンジンをリアミドに搭載する後輪駆動モデル。トランスミッションは8段DCTが採用される。

レーシングマシンから受け継いだ洗練された空力特性により、比類のないドライビング感覚と優れたパフォーマンスを味わえるのもGT2ストラダーレの特徴である。流麗なエクステリアデザインはフロントセクションのリニューアルに加え、アンダーボディーやリアディフューザーの形状変更、3段階に調整可能なリアウイングなどによって280km/h時で最大500kgのダウンフォースを発生させる。

ボディー外皮にはカーボンファイバーが多用され、59kgの重量削減も行われている。そのうちの17kgがブレーキ、18kgがホイールの変更によるもので、「バネ下重量の削減は、その数値以上に走行フィールやパフォーマンスに貢献する」と、マセラティ ジャパン業務執行役員ジェネラルマネージャー玉木一史氏は説明している。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4669×1965×1222mm、ホイールベースは2700mmとなる。

コックピットのデザインはMC20のものをベースとするが、サーキット走行に適合したシンプルな造形にリニューアルされた。ステアリングホイールに採用されたシフトタイミングをドライバーに知らせるインジケーターや、操作のしやすいセンターコンソールパネル、サベルト製のバケットシートなどによってスパルタンに仕上げられている。

ドライビングモードは新開発された「CORSA EVO」を採用。「WET」「GT」「SPORT」「CORSA」の4種類に加え、CORSAでは電子制御の介入を4段階に分けて切り替えることができる。ドライバーの技量や運転スタイルに合わせて電子制御の介入をより細かく選択可能だ。

0-100km/h加速は2.8秒、最高速は324km/h。イタリア北部に位置するバロッコの試験コースでは、MC20より5秒も速いラップタイムが記録されている。

価格は未定だが、「車両本体価格は6000万円程度を見込んでおり、2025年後半に日本でもデリバリーできるように調整中」(玉木一史氏)とのこと。生産台数については正式にアナウンスされていない。

(webCG)

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