ホンダが「ステップワゴン」に2つの新グレードを設定 予防安全装備も拡充

2025.05.15 自動車ニュース webCG 編集部
【webCG】クルマを高く手軽に売りたいですか? 車一括査定サービスのおすすめランキングを紹介!
ホンダ・ステップワゴンe:HEVエアーEX
ホンダ・ステップワゴンe:HEVエアーEX拡大

本田技研工業は2025年5月15日、ミドルサイズミニバン「ホンダ・ステップワゴン」に新グレード「エアーEX」「スパーダ プレミアムライン ブラックエディション」を設定し、同年5月16日に発売すると発表した。

「ステップワゴンe:HEVエアーEX」のインストゥルメントパネルまわり。
「ステップワゴンe:HEVエアーEX」のインストゥルメントパネルまわり。拡大
本革巻きステアリングホイール
本革巻きステアリングホイール拡大
減速セレクター
減速セレクター拡大
トリプルゾーンコントロールのフルオートエアコン。
トリプルゾーンコントロールのフルオートエアコン。拡大
オットマン付きの2列目シート。
オットマン付きの2列目シート。拡大
2列目シート用のUSB Type-Cポート。
2列目シート用のUSB Type-Cポート。拡大
3列目シート用のUSB Type-Cポート。
3列目シート用のUSB Type-Cポート。拡大
「エアーEX」(写真)の設定に伴い、ベーシックな「エアー」の設定は大幅に削減。FF・7人乗りの純エンジン車しか選べなくなった。
「エアーEX」(写真)の設定に伴い、ベーシックな「エアー」の設定は大幅に削減。FF・7人乗りの純エンジン車しか選べなくなった。拡大
ステップワゴンe:HEVスパーダ プレミアムライン ブラックエディション
ステップワゴンe:HEVスパーダ プレミアムライン ブラックエディション拡大
フロントグリルガーニッシュ
フロントグリルガーニッシュ拡大
17インチアルミホイール
17インチアルミホイール拡大
ステアリングロアガーニッシュ
ステアリングロアガーニッシュ拡大
「BLACK EDITION」専用エンブレム
「BLACK EDITION」専用エンブレム拡大
狭い場所での利便性を考慮して、パワーテールゲートのメモリー機能は最小設定開度を約22°に変更した。
狭い場所での利便性を考慮して、パワーテールゲートのメモリー機能は最小設定開度を約22°に変更した。拡大

「エアー」に待望の充実装備バージョンが登場

ホンダ・ステップワゴンは、スクエアな箱型のボディーを特徴とするミドルサイズミニバンであり、6代目にあたる現行型は2022年5月に登場。シンプルでクリーンなデザインや「ホンダ史上最大」とうたわれる室内空間、多彩なシートアレンジなどで好評を得ているという。

ラインナップはスタンダードな「エアー」とカスタムスタイルの「スパーダ」の2モデルで、それぞれに1.5リッターターボ車と2リッターハイブリッド車「e:HEV」を用意している。

今回、設定された2グレードの概要は以下のとおり。

【エアーEX/e:HEVエアーEX​】
かねて要望が多かったというエアーの上級グレード。あくまでベーシックな仕様という扱いだった既存の「エアー」「e:HEVエアー」に対し、機能・装備を大幅に拡充している。

具体的には、本革巻きステアリングホイールや、シフトパドル(純エンジン車)ないし減速セレクター(e:HEVモデル)、1列目シートヒーター、2列目シートオットマン、トリプルゾーンコントロールのフルオートエアコン、パワーテールゲート、ブラインドスポットモニターを搭載。また、これまでダッシュボードに1つしか備わっていなかったUSBポートが、1~3列目の各席に設けられるようになった。

【e:HEVスパーダ プレミアムライン ブラックエディション】
既存の最上級グレード「スパーダ プレミアムライン」をベースに、外装をよりダークな装飾でコーディネートしたモデル。ハイブリッドのe:HEVモデルのみがラインナップされる。

スパーダ プレミアムラインからの変更点としては、フロントグリルガーニッシュやロアガーニッシュ(フロント/リア)、サイドシルガーニッシュ、テールゲートガーニッシュに、ブラッククロームメッキ加飾を採用。ドアミラーカバーやアウタードアハンドルの色は「クリスタルブラック・パール」、17インチアルミホイールは「ベルリナブラック」で塗装され、またテールゲートには「BLACK EDITION」専用エンブレムが装着される。いっぽうインテリアでは、ピアノブラックのステアリングロアガーニッシュを用いている。

より便利に、より安全に進化

同時に機能・装備の拡充も図っており、予防安全・運転支援システム関連では、マルチビューカメラシステム装備車に後退出庫サポート機能を追加。ディーラーオプションで、ペダルの踏み間違いによる急発進を抑制する、急アクセル抑制機能を新設定した。

さらに利便性に関する点では、パワースライドドアに「ホンダコネクト」によるスマートフォンからのリモート操作機能を追加。パワーテールゲートのメモリー機能については、最小設定開度を約52°から約22°に狭めることで、狭い箇所での利便性向上を図っている。

ボディーカラーにも手を加えており、より艶(つや)感が高く、耐久性にも優れたクリア素材を採用。カラーバリエーションでは「スーパープラチナグレー・メタリック」「シーグラスブルー・パール」「ミッドナイトブルービーム・メタリック」を廃し、替わって「メテオロイドグレー・メタリック」「プレミアムクリスタルガーネット・メタリック」「シーベットブルー・パール」「ソニックグレー・パール」を設定。これまでより1色多い、全8色の展開とした。

ラインナップと価格は以下のとおり。

【エアー】

  • エアー(FF・7人乗り):334万8400円
  • エアーEX(FF・7人乗り):354万3100円
  • エアーEX(4WD・7人乗り):376万3100円
  • エアーEX(4WD・8人乗り):378万5100円
  • e:HEVエアーEX(FF・7人乗り):393万8000円
  • e:HEVエアーEX(FF・8人乗り):396万円

【スパーダ】

  • スパーダ(FF・7人乗り):360万3600円
  • スパーダ(4WD・7人乗り):382万3600円
  • スパーダ(4WD・8人乗り):384万5600円
  • スパーダ プレミアムライン(FF・7人乗り):387万3100円
  • スパーダ プレミアムライン(4WD・7人乗り):406万3400円
  • e:HEVスパーダ(FF・7人乗り):399万8500円
  • e:HEVスパーダ(FF・8人乗り):402万0500円
  • e:HEVスパーダ プレミアムライン(FF・7人乗り):426万8000円
  • e:HEVスパーダ プレミアムライン ブラックエディション(FF・7人乗り):440万6600円

なお今回の変更に伴い、「エアー」の4WD車および「e:HEVエアー」は廃止されている。

(webCG)

◇◆こちらの記事も読まれています◆◇

「ステップワゴン」の装備を強化 ホンダが新グレードの情報を先行公開
ホンダが「ステップワゴン」をテコ入れ 2025年4月現在の国産ミニバンの勢力図

関連キーワード:
ステップワゴンエアー, ステップワゴンスパーダ, ステップワゴン, ホンダ, ミニバン, ハイブリッド車, 自動車ニュース