欧州発「フォード・クーガ」上陸
2010.10.06 自動車ニュース小さなフォードのSUV「クーガ」発売
フォード・ジャパン・リミテッドは2010年10月5日、コンパクトSUV「Kuga(クーガ)」の日本導入を発表。同日に発売した。
「エクスプローラー」など大型でタフなヨンクで知られるフォードの、(比較的)コンパクトなSUV「クーガ」が発売された。「エモーショナルなデザインと、フォード伝統のオフロード走破性、SUVの概念を超えるドライビングダイナミクスを高次元で融合させた」という、久しく輸入の途絶えていた欧州フォード製のクルマである。
ボディのサイズは、全長×全幅×全高=4445×1850×1715mmで、ホイールベースは2690mm。フォードがライバル視する「フォルクスワーゲン・ティグアン」に近い数値となっている。
フロントには、200ps/6000rpm、32.6kgm/1600-4000rpmを発生する直5ターボエンジンを搭載。トルコン式の5段ATを介し、4輪を駆動。低回転からのトルクを生かし、SUVに求められる力強い走りを提供するという。
肝心の4WDシステムは同社が「インテリジェントAWD」と呼ぶもので、電子制御により前後輪へのトルク配分が可能。
さらに、タイヤ空転時など、過大なトルクが伝わっている車輪にブレーキをかけ、左右のトルクを効率的に再配分する「BLD(ブレーキ・ロック・デファレンシャル)」も備わる。
そのほか、「ARM(アンチロールオーバーミディゲーション)」を組み込んだESP(横滑り防止装置)や、メイン/サイド/カーテン式の各エアバッグといった安全装備が標準で備わるのも自慢だ。
ラインナップは、ベーシックグレードの「トレンド」(335万円)と、上級グレード「タイタニアム」(378万円)の2種類。
後者には、1085×785mmの特大ガラスサンルーフのほか、雨滴感知式ワイパー、クルーズコントロール、シートヒーターなどの快適装備が備わる。
(webCG 関)