今も好評な「ジュリエッタ」
イタリアの街角で、すでに廃番にもかかわらず頻繁に目撃するアルファ・ロメオがある。「ジュリエッタ(940型)」である。Cセグメントのハッチバック車として、従来の「147」と交代するかたちで2010年に登場したモデルである。2020年まで製造された。生産台数には諸説あるが、イタリアの自動車誌『クアトロルオーテ』の電子版によれば、2019年までに約46万9000台がつくられたという。
インターネット上でも、ジュリエッタの人気は衰えていない。「開発年次の古さは隠せない」「中古車を探すのだったら、快適性と安全性の面でほぼ同等の147で十分」「ライバル車のほうがオプション装備豊富」といった意見があるいっぽうで、現オーナーの声として、「まだジュリエッタは最高の一台。操縦を楽しみたい人には最適」「車両挙動が秀逸」と、支持する声が数多い。また「最新モデルほど近代的ではないが、キャラクターやデザイン、与えてくれる感動は捨てがたいものがある」「なんといってもメイド・イン・イタリー」といった感想も見られる。
中古車価格も人気を物語っている。ヨーロッパにおける主要中古車検索サイトのひとつ『オートスカウト24』でジュリエッタを検索すると、2019年登録で走行8万kmのモデルが2万ユーロ(約348万円)で売り出されている。
今回は「アルファ・ロメオ・ジュリエッタ(940型)」のお話を。これはモデル末期の2019年、フィレンツェのショッピングモールに地元販売店が展示していた車両。
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シエナの大聖堂博物館前にて。2020年。
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シエナの新住宅街で。2020年夏。
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シエナ大聖堂近くで。写真右奥は「フィアット・プント」。
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