日産が9世代目となる新型「セントラ」を北米で発表
2025.09.25 自動車ニュース![]() |
日産自動車は2025年9月23日(現地時間)、北米で新型「セントラ」を発表した。販売開始は同年内になる見込み。
今回発表された新型は、セントラとしては9世代目にあたるモデル。「ダイナミックなデザインや洗練された走行性能」に加え、最新のコネクティビティー、全グレードに標準装備される全方位運転支援システム(現地名:セーフティシールド360)などがセリングポイントとされている。
エクステリアデザインは、フロント部分が進化したVモーショングリルや、薄型LEDプロジェクターヘッドランプが特徴。空力性能の観点からトランクやリアフェンダー、ミラーの形状にこだわったほか、フラットアンダーボディー化による空気抵抗の低減も実施。走行安定性と燃費の向上を実現したとアピールされる。
一方インテリアでは、「Apple CarPlay」および「Android Auto」に対応する12.3インチのデュアルディスプレイに、タッチ式のエアコンスイッチパネルを組み合わせ、モダンで洗練された空間を演出。さらに、8スピーカーのBOSEプレミアムオーディオを搭載し、シート表皮には耐久性に優れナッパレザーのような触感を持つ合成皮革素材「TailorFit」を採用するなど、クラスを超えた快適装備を備えているとうたわれる。
ラゲッジスペースは、ゴルフバッグやベビーカーなど大きな荷物の積み下ろしに配慮した、低い開口高と広い開口部が自慢だ。
パワートレインは、最高出力149HPの2リッター直列4気筒エンジンとエクストロニックCVTのコンビネーション。CVTのチューニングを改善したことで、より自然で滑らかな加速を実現しているという。
先代比で6%向上したボディー剛性や、大型ダイナミックダンパーの採用も、走りにかかわるセリングポイントのひとつだ。
運転支援機能も充実しており、車線変更時の斜め後ろの車両との衝突回避をアシストする「インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム/現地名:ブラインドスポットインターベンション)」や、長距離運転の負担を軽減する「プロパイロット(現地名:ProPILOT Assist)」も搭載。さらに、歩行者検知機能付き「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」や「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」、「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」なども備わる。
(webCG)