シトロエン、新型「C4」などを出展【パリサロン2010】
2010.09.28 自動車ニュース【パリサロン2010】シトロエン、新型「C4」などを出展
仏シトロエンは、2010年9月30日に開幕するパリサロンに、新型「C4」やコンセプトカー「シトロエン ラコステ コンセプトカー」、電気自動車「C-ZERO」などを出展する。
■新型「C4」がデビュー
シトロエンの出展車のなかで、最注目の市販モデルは、新型「C4」だ。従来モデルよりさらに凝ったデザインが採用され、個性がさらに強められた。ボディサイズは、全長×全幅×全高=4329×1789×1491mm。衝突安全性を向上させながら、サイズの拡大は必要最小限におさえたという。
新型C4では、ストップ&スタート機能やエネルギー回生機能を備えた「e-HDiマイクロハイブリッド」搭載車がデビュー時から設定される。このe-HDiマイクロハイブリッド技術はC4のほか、「C4ピカソ」をはじめとする他シリーズにも順次搭載される見通しだ。
■ラコステとのコラボレーション
コンセプトカーの「シトロエン ラコステ コンセプトカー」は、その名のとおり、フランスのファッションブランド「LACOSTE」とのコラボレーションから生まれたコンセプトカーだ。多くの要素を求め、大きく重くなってしまった従来の自動車作りとは決別し、シンプルで軽やかなクルマが目指された。
既存のセダンやハッチバックなどといった枠組みにとらわれず、新しい発想でデザインされたコンセプトカーは、開放感あふれる4人乗り。そのクリーンなイメージには、次世代パワートレインが似合いそうだ。
■「i-MiEV」のシトロエン版
三菱自動車の電気自動車「i-MiEV」がPSAグループにOEM供給されることは以前から話題となっていたが、その市販モデルがパリサロンでお披露目される。プジョーブランドで販売される「iOn」(アイオン)とシトロエンブランドの「C-ZERO」(シーゼロ)は、2010年10月から国内の三菱自動車の工場で生産が開始され、2010年末に欧州で販売が開始される予定。基本コンポーネントはi-MiEVと同じだが、それぞれ専用のボディパネルが採用される。また、欧州向けモデルは左ハンドル仕様となる。
(webCG 曽宮)