アウディの新型BEV「Q6スポーツバックe-tron」が上陸 導入記念の限定車も発売

2025.10.01 自動車ニュース webCG 編集部
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アウディQ6スポーツバックe-tron
アウディQ6スポーツバックe-tron拡大

アウディ ジャパンは2025年10月1日、電気自動車(BEV)「Q6スポーツバックe-tron」の日本導入を発表し、同日、販売を開始した。

「アウディQ6スポーツバックe-tron」は、2025年3月に国内初披露された「Q6 e-tron」のクーペバージョン。Q6 e-tronよりも低い車高と、0.26のCd値(空気抵抗係数)を誇るスポーティーなフォルムが特徴とされる。
「アウディQ6スポーツバックe-tron」は、2025年3月に国内初披露された「Q6 e-tron」のクーペバージョン。Q6 e-tronよりも低い車高と、0.26のCd値(空気抵抗係数)を誇るスポーティーなフォルムが特徴とされる。拡大
「Q6 e-tron」の高性能バージョン「SQ6スポーツバックe-tron」。総容量100kWhのバッテリーを搭載し、最高出力516PSを発生する。
「Q6 e-tron」の高性能バージョン「SQ6スポーツバックe-tron」。総容量100kWhのバッテリーを搭載し、最高出力516PSを発生する。拡大
「SQ6スポーツバックe-tron」(写真)のボディーサイズは全長×全幅×全高=4770×1940×1630mmで、ホイールベースは2895mm。全高は「Q6 e-tron」よりも65mm低い設定となる。
「SQ6スポーツバックe-tron」(写真)のボディーサイズは全長×全幅×全高=4770×1940×1630mmで、ホイールベースは2895mm。全高は「Q6 e-tron」よりも65mm低い設定となる。拡大
「Q6 e-tron」よりも絞り込まれ、スポーティーな印象に仕上げられたリアセクション。フラットなリアウィンドウの後端には、独立した3つ目のブレーキランプが組み込まれている。
「Q6 e-tron」よりも絞り込まれ、スポーティーな印象に仕上げられたリアセクション。フラットなリアウィンドウの後端には、独立した3つ目のブレーキランプが組み込まれている。拡大
「Q6スポーツバックe-tron」シリーズの導入を記念したグローバル限定モデル「Q6スポーツバックe-tronエディションワン ブルー」(写真左)と「Q6スポーツバックe-tron エディションワン グレー」(同右)。
「Q6スポーツバックe-tron」シリーズの導入を記念したグローバル限定モデル「Q6スポーツバックe-tronエディションワン ブルー」(写真左)と「Q6スポーツバックe-tron エディションワン グレー」(同右)。拡大
限定モデル「Q6スポーツバックe-tronエディションワン」のインテリア。通常はオプションとなる「ファンクションパッケージ」や「テクノロジーパッケージ」「ラグジュアリーパッケージ」などが標準装備とされる。
限定モデル「Q6スポーツバックe-tronエディションワン」のインテリア。通常はオプションとなる「ファンクションパッケージ」や「テクノロジーパッケージ」「ラグジュアリーパッケージ」などが標準装備とされる。拡大
「Q6スポーツバックe-tronエディションワン ブルー」に採用される10本スポークデザインの「Audi Sport製21インチホイール」。同モデルは20台の限定販売で、価格は1292万円。
「Q6スポーツバックe-tronエディションワン ブルー」に採用される10本スポークデザインの「Audi Sport製21インチホイール」。同モデルは20台の限定販売で、価格は1292万円。拡大
「Q6スポーツバックe-tronエディションワン グレー」に採用される5本スリットデザインの「Audi Sport製21インチホイール」。同モデルは80台の限定販売で、価格は1277万円。
「Q6スポーツバックe-tronエディションワン グレー」に採用される5本スリットデザインの「Audi Sport製21インチホイール」。同モデルは80台の限定販売で、価格は1277万円。拡大

アウディQ6スポーツバックe-tronは、同年3月25日に国内初披露された「Q6 e-tron」のクーペバージョンである。アウディがポルシェと共同開発したBEVプラットフォーム「プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)」をベースに、アウディのSUVであるQモデルのスタイルとe-tronのデザイン言語を融合。スポーティーなキャラクターと美しいプロポーション、そして機能を強調する印象的な外観デザインの採用がうたわれる。

低い車高とCd値(空気抵抗係数)0.26の流麗なフォルムを特徴とするQ6スポーツバックe-tronは、ボディーサイズが全長×全幅×全高=4770×1940×1660mmで、ホイールベースが2895mm。ボディーの全長と全幅はベースとなるQ6 e-tronと変わらないが、全高はQ6スポーツバックe-tronのほうが35mm、「SQ6スポーツバックe-tron」の場合は65mm低い設定となる。空力特性の改善により、ベースモデルに対して一充電走行距離が最大20km延びているのもセリングポイントである。

フロントセクションでは、ほぼ垂直のシングルフレームと立体的なデザインのサイドエアインテーク、高い位置に配置されたデジタルデイタイムランニングランプが目を引く。グリーンハウスはよりスリムで引き締まった形状とされ、Q6 e-tronよりも絞り込まれたリアセクションは、スポーティーなエレガンスと力強さを融合させている。フラットなリアウィンドウの後端には、独立した3つ目のブレーキランプが組み込まれる。

11.9インチの「バーチャルコックピットプラス」と14.5インチの「MMIタッチディスプレイ」が一体となったインストゥルメントパネルや、ドアとダッシュボードにかけて用いられたドライバーとパッセンジャーを包み込むようなインテリアのソフトラップデザインは、Q6 e-tronと同様である。

リアの荷室容量は511リッター。リアシートをすべて折りたたむと、容量を最大1373リッターにまで拡大できる。フロントにも64リッターのフランクが備わる。

国内で販売されるQ6スポーツバックe-tronは、高性能バージョンを含めて3モデル。エントリーグレードとされる後輪駆動の「Q6スポーツバックe-tron」は総容量83kWhのバッテリーを搭載し、ローンチコントロールモードで292PSの最高出力を発生。0-100km/h加速は7.0秒、一充電走行距離は589km(WLTCモード)となる。

4輪駆動の「Q6スポーツバックe-tronクワトロ」は、総容量100kWhのバッテリーを搭載し、最高出力387PSを発生する。0-100km/h加速は5.9秒、一充電走行距離は663km(WLTCモード)。

Q6 e-tronのスポーツグレードであり高性能バージョンの「SQ6スポーツバックe-tron」は、前後軸にそれぞれモーターを搭載する4輪駆動モデルで、ローンチコントロールモードではシステム最高出力516PSを発生する。0-100km/h加速は4.3秒、一充電走行距離は685km(WLTCモード)、最高速度は230km/hと発表されている。

ラインナップと価格は以下のとおり。

  • Q6スポーツバックe-tron:878万円
  • Q6スポーツバックe-tronクワトロ:1037万円
  • SQ6スポーツバックe-tron:1359万円

また、Q6スポーツバックe-tronシリーズの導入を記念したグローバル限定モデル「Q6スポーツバックe-tron edition one grey(エディションワン グレー)」と「Q6スポーツバックe-tron edition one blue(エディションワン ブルー)」も発売される。いずれもQ6スポーツバックe-tronクワトロをベースとし、専用外板色とスポーティーな「S lineパッケージ」や「ブラックAudi rings &ブラックスタイリングパッケージ」に加えて、「ファンクションパッケージ」「テクノロジーパッケージ」「ラグジュアリーパッケージ」「Audi Sport製21インチホイール」などのオプションを標準で採用。エディションワン グレーは「マグネットグレー」の、エディションワン ブルーは「アスカリブルー」のボディーカラーをまとう。

日本では、Q6スポーツバックe-tronエディションワン グレーが80台、Q6スポーツバックe-tronエディションワン ブルーが20台の台数限定で販売される。価格は前者が1277万円、後者が1292万円。

(webCG)

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