三菱が改良型「デリカD：5」を発表 加藤社長が拡販への意気込みを語る
2025.12.18 自動車ニュース 拡大 |
三菱自動車は2025年12月18日、ミニバン「デリカD：5」のマイナーチェンジモデルを東京・芝浦の本社ショールームで発表した。
これからも三菱らしい尖ったモデルで勝負
三菱デリカD：5は、高い悪路走破性を特徴とするユニークなミニバンとして、2007年1月に登場。発売から19年目を迎えるロングセラーモデルとなっている。今回のマイナーチェンジ（参照）では、内外装デザインの変更や、運動性能にかかわる電子制御の強化などを図っており、2025年のジャパンモビリティショーでプロトタイプを発表。同年10月30日より、予約注文受け付けを開始していた。
同車の発表会では、三菱自動車の加藤隆雄社長が登壇。今も多くのファンに支持されるデリカD：5を「三菱を代表するクルマになった」と紹介するとともに、オフロード感と力強さをさらに強めたデザインや、雪道などでの操縦性を高める車両運動統合制御システム「S-AWC」の採用、路面状況に合わせた4つのセレクトモードの追加など、今回の改良内容について解説した。
また米国における関税問題や、中国自動車メーカーの台頭、欧州における環境規制の強化、ならびにその見直しなど、変動の激しい市場環境を踏まえ、「デリカD：5のような、三菱らしいちょっと尖（とが）ったクルマをアピールしていく。そうしたクルマをベースにビジネスをしていく」と展望を述べた。
また直近の販売については、デリカD：5が受注開始から1カ月で約5000台の注文を集め、また2025年10月発売の「デリカミニ」も1万5000台の受注を得ていると説明。海外でも新型SUV「デスティネーター」が大ヒットを記録していると述べ（インドネシアで1万4000台、フィリピンで1500台、ベトナムで3700台以上の注文を獲得）、「デリカD：5をキャプテンとして、2025年度末へ向けて販売台数を引き上げていきたい」と語った。
（webCG）
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