BMW M235 xDriveグランクーペ(前編)

2026.04.09 あの多田哲哉の自動車放談 多田 哲哉 元トヨタのエンジニアである多田哲哉さんが、BMWのコンパクトスポーツセダン「2シリーズ グランクーペ」に試乗。第2世代へと進化した“BMWらしさがただよう一台”を前に、どんなことを思うのか?
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商品としては上出来だが……

2シリーズ グランクーペは、「FAAR」と呼ばれるエンジン横置きプラットフォームを使っている。「MINI」にも広く使われるFAARプラットフォームを土台として、このほかにクロスオーバーSUVの「X1」や「X2」、ハッチバックの「1シリーズ」、ハイトワゴンの「2シリーズ アクティブツアラー」と、実に多種多様なコンパクトBMWが勢ぞろいしている。

そのなかで、2シリーズ グランクーペは4.5m台の全長とピタリ1.8mの全幅を持つ4ドアハードトップだ。これは2005年から2012年にかけて販売された5代目「3シリーズ(E90)」に酷似したサイズで、BMWジャパンも「日本の交通環境にピッタリの4ドア車」とうたう。今回のM235 xDriveは、300PSに達する2リッターターボエンジンと4WDシステムを搭載した最速の2シリーズ グランクーペだ。

そんなM235を、多田さんは「FFベースの4WDスポーツとしては、可もなく不可もなく、まあよくできているとは思います」と評する。

「乗れば、BMW感もすごくあります。例えば、握りの太いステアリングホイールは運転席に座った瞬間にBMWだと思わせますし、乗り味が武骨というか洗練されていないところもBMWらしい。これらは、間違いなく意図的な味つけでしょう」

「また、このクルマのステアリングフィールやクルマの動きには、FF的な乗り味をなんとか消そうとしているのもよく分かります」

こうして2シリーズ グランクーペを評価する多田さんだが、一方で「BMWのラインナップに、こういうクルマが必要なのかと、ちょっと疑問に思わなくもありません」とも指摘する。

 
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