トヨタbZ4XツーリングZ(FWD)

ざっくりさん、でも大丈夫 2026.08.18 試乗記 高平 高輝 クルマの進化か、充電インフラの進化か、それともCEV補助金拡充の効能かは定かではないが、ようやく日本の電気自動車(BEV)も普及期を迎えつつある。ことに「bZ4Xツーリング」は豊かな一充電走行距離と優れたドライバビリティーが自慢のトヨタの最新作だ。FWDモデルの仕上がりをリポートする。
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みんな違って、が当たり前

夏休みです。猛暑にめげず、いや猛暑だからこそ涼を求めて家族旅行の計画を立てている人も多いはずである。でも旅行は好きだけど、細かいスケジュールを立てるのは苦手という人は案外多いのではないでしょうか。せっかくの休みなんだからのんびりしたい、きっちり予定を詰め込むよりも行き当たりばったりでいいというタイプ、かく言う私もそちらである。いっぽうで、せっかくの旅行なんだから、あれもしたいこれも食べたいと綿密なスケジュールを立てて、まるで分刻みの行動予定を正確に実行することに満足感を覚える人もいるだろう。家族からの要求にも応えなければならない。それじゃ楽しくないじゃないか、というのは余計なお世話。何を楽しいかと感じるのは当たり前だが人それぞれである。

たとえクルマ好きを自認していたとしても、毎日とは言わないけれど、定期的にオイルやクーラントやタイヤのエアをチェックしているという人もいれば、ディーラーで定期点検受けてるから平気でしょ、とまったく気にかけない人もいる。古いクルマだってそれなりに注意を払えば日常使いも大丈夫という人もいれば、何か少しでも心配事を抱えながらクルマに乗るなんてまっぴらごめんという人もいる。このような性格もライフスタイルもさまざまに異なる自動車ユーザーに対して、同じようにBEVを勧めるのは端から無理というものではないだろうか。

2026年2月に発売された「トヨタbZ4Xツーリング」。「スバル・トレイルシーカー」の兄弟車であり、群馬県にあるスバルの矢島工場で生産される。
2026年2月に発売された「トヨタbZ4Xツーリング」。「スバル・トレイルシーカー」の兄弟車であり、群馬県にあるスバルの矢島工場で生産される。拡大
ボディーの全長は普通の「bZ4X」より140mm長い4830mm。スバルではBEV版「アウトバック」と位置づけているという。
ボディーの全長は普通の「bZ4X」より140mm長い4830mm。スバルではBEV版「アウトバック」と位置づけているという。拡大
リアに貼られた「bZ4X」のバッジ。「Touring」の文字は車体のどこにも見当たらない。
リアに貼られた「bZ4X」のバッジ。「Touring」の文字は車体のどこにも見当たらない。拡大