647psのコルベット「ZR1」、日本導入へ
2010.02.26 自動車ニュース647psのコルベット「ZR1」、日本導入へ
ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパンは、ハイパフォーマンスモデル「シボレー・コルベットZR1」を日本に導入すると発表した。
「ZR1」は、アメリカンスポーツ「コルベット」の最強バージョンだ。2008年1月のデトロイトショーでデビューを果たし、このたび2010年モデルとして、日本の道を走ることとなった。
ハイライトは、なんといってもその強心臓。同社の「パフォーマンスビルドセンター」で手組みされるスーパーチャージャー付きの6.2リッターV8エンジンは、647psと83.5kgmを発生。「ポルシェ911ターボ」(480ps、63.2kgm)のスペックを大幅に上回り、フェラーリのフラッグシップ「599」(620ps、60.1kgm)をも凌ぐ。
ローンチコントロール付きの6段MTを介して発進すれば、3.4秒で60mph(=96km/h)に到達。そのまま330km/hのトップスピードまで加速できるという。
シャシーには、ハイパフォーマンスグレード「Z06」と同様、軽量高剛性なアルミニウムフレームを採用。足まわりは、サスペンションが「レーシングレベル サスペンション」となり、電子制御のマグネティックセレクティブライドコントロールにも専用チューニングが施される。ブレーキには、ブレンボ製のカーボンセラミックディスクローターが奢られる。
強大なパワーを受け止めるタイヤのサイズは、フロントが285/30ZR19、リアは335/25ZR20だ。
外観上は、カーボン製のルーフやボンネットフロントフェンダー、さらに専用デザインのアルミホイールやリアエンドに設けられたスポイラーなどが特徴で、オープンモデルは用意されない。
価格は、ハイパフォーマンスグレード「Z06」よりさらに500万円ほど高い、1490.0万円(6MT、左ハンドルのみ)。発売時期は2010年8月が予定されている。
(webCG 関)