VW、新型「クロスポロ」を出展【ジュネーブショー2010】
2010.02.22 自動車ニュースフォルクスワーゲン、新型「クロスポロ」を出展【ジュネーブショー2010】
独フォルクスワーゲンは、2010年3月2日に開幕するジュネーブショーに、新型「クロスポロ」を出展すると発表した。
■もはや定番のクロスオーバーモデル
2009年にフルモデルチェンジした5代目「ポロ」に、SUV風の内外装をまとった「クロスポロ」が追加される。旧型の前期モデルに「ポロ・ファン」として登場した限定車が予想を上回る人気を集め、後期型でレギュラーモデルになったクロスポロ。その流れは新型クロスポロに受け継がれ、「GTI」とともにポロには欠かせないモデルとなった。
先代同様、クロスポロの特徴はそのデザインにある。標準モデルよりも車高を15mm高めたボディは、濃いグレーの前後バンパーやホイールアーチなどがボディカラーとコントラストをなし、また、アンダーガード風にシルバー塗装されたバンパー、メッキのルーフレールなどのアクセントが、SUVを強くイメージさせるデザインになっている。さらに“マグマオレンジ”など、専用のボディカラーもクロスポロの存在感を際だたせる。
一方インテリアも、ツートーンに彩られるシートやドアトリム、メッシュ加工されたシートセンターのデザインなどにより、アクティブなイメージが強調されている。
エンジンは、ガソリンが自然吸気の1.2リッター(70ps)、1.4リッター(85ps)、そして、直噴ターボの1.2TSI(105ps)の3タイプ。ディーゼルは、ともに1.6リッター直噴ディーゼルで、出力の異なる75ps、90ps、105psの3タイプが用意される。トランスミッションは6段マニュアルが標準で、ガソリンの1.4リッターと1.2 TSIでは7段DSGが選択可能。タイヤは215/40R17インチが装着される。
駆動方式は前輪駆動のみで、悪路走破性という点では、車高が少し高い以外に標準モデルに対するアドバンテージは見あたらないものの、オフロードの雰囲気を手軽に楽しむには格好のモデルだ。
ドイツでは5月末にもデリバリーが開始される予定で、日本へは2010年後半の導入が検討されている。
(文=生方聡)
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