ダイムラー、EV版「スマート」の量産計画を発表
2009.08.21 自動車ニュースダイムラー、「スマートEV」の量産計画を発表
独ダイムラーは、コンパクトな電気自動車「スマート・フォーツー エレクトリック ドライブ」の量産計画を発表した。
■リチウムイオン電池搭載、航続距離は115km
スマート・フォーツーのEV仕様「スマート・フォーツー エレクトリック ドライブ」(以下スマートEV)の新型が本国で発表された。初代スマートEVは、2006年のロンドンモーターショーでデビュー(関連記事)し、主に研究車両として利用されてきた。今回発表になった2世代目モデルは、量産を前提に開発されたものである。
新型では、ベース車両が現行プラットフォームに切り替わっているほか、搭載するバッテリーも新しくなった。居住スペースを浸食しないように床下に確保される電池用スペースには、これまでのニッケル水素式からリチウムイオン式に切り替わった、蓄電容量14kWhの二次電池が搭載される。
モーターは従来モデルと変わらず、最高出力40.8ps、最大トルク12.2kgmを発生する。航続距離は115km/h。0-60km/h加速=6.5秒という数値に表れているとおり、加速性能はガソリンモデルと遜色ないという。
ランニングコストは、割引料金が適用される時間帯に充電した場合、100kmあたり2ユーロ(約268円)ほどという。
2009年11月よりフランスのハンバッハの工場で生産を開始し、初期段階では限られた台数を4年/6万kmのリース契約で販売する。量産準備が整うのは2012年とのこと。
(webCG 曽宮)
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