「ロータス・エリーゼ」イタリアでレンタル開始
2009.07.10 自動車ニュース「ロータス・エリーゼ」イタリアでレンタル開始
イギリスのロータス・カーズは、レンタカー大手ハーツのイタリア法人「ハーツ・イタリアーナ」と協力関係を結び、車両を供給することに合意したと発表した。
これによって、まず「ロータス・エリーゼSC」がローマ、ミラノ、サルデーニャ島のオルビアの3拠点で、2009年7月中旬からレンタルできるようになる。続いて「エキシージ」も投入されるとみられる。
ロータス・カーズの親会社、グループ・ロータスのM.J.キンバリーCEOは、今回の合意によって「魅力的なロータス車を、高級でハイパフォーマンスなクルマを求める(レンタカー)顧客に提供できる」とコメントしている。
また、ロータス・ローマのA.マンニ社長は、「ハーツでエリーゼやエキシージをレンタルした顧客が、我々のディーラーを訪問してくれることを期待する」との談話を発表した。
ハーツ・イタリアーナは、2008年から「ファン・コレクション」として、「ダッジ・ナイトロ」「メルセデス・ベンツC220」「プジョー207カブリオレ」「プジョー308カブリオレ」「マツダMX-5」の貸し出しを開始した。
今回のロータス・エリーゼはそれに続くものだ。ただしエリーゼのレンタル対象者は25歳以上で、クレジットカード2枚、もしくはアメックスのゴールド/プラチナ、マスター・プラチナ、VISAプラチナの所有が必要である。
少々恐いのは盗難だ。イタリア交通警察が今年発表した最新データでは、1時間に19台以上自動車が盗まれているという現実がある。
フェラーリほどではないにせよ、ロータスもこの国では衆目を惹く。こうしたクルマに乗るには、それなりのセキュリティが高いホテルに泊まるなど、レンタル料金プラスの出費と緊張感が伴うのも事実だろう。
(文=大矢アキオ、Akio Lorenzo OYA/写真=Lotus Cars Limited)