「ホンダ・ストリーム」マイナーチェンジ、5人乗りグレードも追加
2009.06.18 自動車ニュース5人乗りグレードも追加、「ホンダ・ストリーム」マイナーチェンジ
本田技研工業は2009年6月18日、5ナンバーサイズのミニバン「ストリーム」の装備変更やグレード追加を行い、同日販売を開始した。
■VSAの採用拡大
今回のマイナーチェンジでは、1.8リッター、2リッター車ともにフロント/リアバンパーの形状など、外観の化粧直しが行われた。車内には、新シート表皮の採用や、大型センターコンソールボックスの設置など、快適性や使い勝手を考慮した変更がなされた。
足まわりもサスペンションの熟成がすすみ、乗り心地、応答性、安定性を向上。車内の静粛性も高められたとのこと。さらに、従来はFF車のみの選択肢であったVSAが、4WD車でも選べるようになったこともニュース。
グレード展開は、1.8リッターの「X」と、2リッターの「Gi」、そしてそれぞれのエンジンに上級グレードの「RSZ」が設定される。「Gi」は、従来の「G」に代わるもので、追突軽減ブレーキやアンチスピンデバイスのVSAなど安全装備を充実させたグレードだ。
価格は182.0万円から275.0万円。
■スポーティな5人乗り仕様
さらに今回、2列シート5人乗りの「RST」グレードが、1.8と2リッター車ともに新たに設定された。
味付けは、全グレード中最もスポーティ。専用チューニングのサスペンションや、3列目がないことによる軽量化で、リニアなハンドリングを実現したと謳われる。さらにエクステリアには大型のテールゲートスポイラー、アンダーカバーの装着などにより、高速直進性も向上したという。
インテリアはシートのステッチやイルミネーションランプを赤くするなど、他のグレードとの差別化が図られた。
また、ストリームの形や室内空間、乗り心地などが気に入っているが、3列目シートは必要ではなく、ステーションワゴン的に使いたいというユーザーにもアピールしていく考えだ。1.5リッターの「エアウェイブ」、2.4リッターの「アコードツアラー」の間を埋めるポジションを担うことになる。
「RST」の荷室容量は、他のグレードの3列目を倒した状態(425リッター)より広く、438リッター(いずれもVDA法)を確保する。
なお「RST」はFFのみの設定となり、価格は1.8リッターが212.0万円、2リッターが233.0万円。
(webCG 本諏訪)