エンツォを超えるパワーの持ち主、「フェラーリ599XX」登場【ジュネーブショー09】

2009.03.10 自動車ニュース

【ジュネーブショー09】エンツォを超えるパワーの持ち主、「フェラーリ599XX」登場

伊フェラーリは、「599」をベースとしたサーキット専用モデル「599XX」をジュネーブショーで披露した。

■最高出力は700ps!

フェラーリ599は、フロントにV12エンジンを積む2シータークーペ。これをベースに、サーキット走行に特化したモデルとして開発されたのが、ジュネーブショーで公開されたコンセプトカーの「フェラーリ599XX」だ。ブラックのルーフや、エアアウトレット付きのボンネット、リアウイングやスポイラーといったエアロパーツが装着された599XXのエクステリアは、一見してベース車両とは違う戦闘的な雰囲気を漂わす。

注目のエンジンは、599の6リッターV12(最高出力620ps)をベースとしながら、燃焼室や吸排気系の見直しを図るとともに、機械損失の低減やレブリミットのアップ(8200rpm→9000rpm)などによって、700ps/9000rpmの最高出力を手に入れている。これは、このエンジンの起源というべき「エンツォ・フェラーリ」用V12(660ps)を上回る数字。組み合わされる2ペダルギアボックスもシフト時間の短縮化が図られ、60ms以内にギアチェンジを終えるようセットアップされた。

シャシー関連では、“ハイパフォーマンス・ダイナミック・コンセプト”と名付けた電子制御技術により、マシンのポテンシャルを引き上げてラップタイムの向上を図っている。サスペンションは、磁性流体を用いた電子制御可変ダンパー“SCM”が、第2世代に進化。さらに、200km/hで280kgのダウンフォースを生む空力特性などによって、より速いコーナリングを目指した。

サーキット専用モデルらしく、軽量化にもぬかりはなく、ボディにカーボンファイバーやアルミ素材を多用したほか、エンジンやブレーキといったパーツでも軽量素材が用いられている。こういった工夫により、599XXはフィオラーノのテストコースを1分17秒でラップするという。

フェラーリによれば、2010年には599XXを用いたサーキットイベントを予定しており、クローズドコースでドライビングを存分に楽しみたいオーナーにアピールしていく考え。2009年度中には「お得意様」のもとへオファーが届くのではないだろうか。

(文=生方聡)

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ジュネーブショーでのプレス会見の模様。写真は、フェラーリの副社長ピエロ・フェラーリ氏(左)と、インドの自動車メーカー、タタモーターズのラタン・タタ社長(右)。写真=Ferrari S.p.A
ジュネーブショーでのプレス会見の模様。写真は、フェラーリの副社長ピエロ・フェラーリ氏(左)と、インドの自動車メーカー、タタモーターズのラタン・タタ社長(右)。写真=Ferrari S.p.A

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ジュネーブショーでは、599の新パッケージオプション「HGTE」(=Handling GT Evoluzione)が発表された。これは、引き締められた専用サスペンションやハイグリップタイヤなど足まわりパーツを中心にチューンし、ハンドリング性能を高めた仕様。F1ギアボックスのシフト時間短縮やエンジンのレスポンスアップもメニューに含まれる。
ジュネーブショーでは、599の新パッケージオプション「HGTE」(=Handling GT Evoluzione)が発表された。これは、引き締められた専用サスペンションやハイグリップタイヤなど足まわりパーツを中心にチューンし、ハンドリング性能を高めた仕様。F1ギアボックスのシフト時間短縮やエンジンのレスポンスアップもメニューに含まれる。 拡大

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