ボルボ、2リッター+2ペダルMTの新グレードを導入
2009.02.19 自動車ニュースボルボ、2リッター+2ペダルMTの新グレードを導入
ボルボ・カーズ・ジャパンは、「C30」「S40」「V50」の3モデルそれぞれに、2リッターの新グレード「2.0e」シリーズを設定。2009年3月1日に発売する。
このたび新たに導入される「2.0e」シリーズは、2リッター4気筒エンジンと、新開発の2ペダル式6段MT「Powershift(パワーシフト)」を組み合わせたもの。
ボルボによれば、日本の輸入車市場の52%が2リッター以下であるという状況をふまえての措置で、いままでラインナップしていた2.4リッターの「Aktiv」に代わるエントリーモデルとして導入される。
可変吸気システムを備えるパワーユニットは、従来の2.4リッター5気筒エンジンに比べ、最大トルクこそ一歩譲るものの5ps増しの最高出力145psを発生。いっぽうで、燃費を22%改善したというのもポイントだ。
燃費には、もうひとつの目玉である、ゲトラク社と共同開発した「パワーシフト」も寄与する。これは、フォルクスワーゲンやポルシェが採用しているのと同様の2ペダル式MTで、既存のATに比べパワーロスが少なく、ダイレクト感のある素早い変速が特徴である。
かような2リッターモデルは、素の「2.0e パワーシフト」と、より装備を充実させた「2.0e Aktiv」の2種類でラインナップ。クーペの「C30」、セダンの「S40」、ワゴンの「V50」それぞれに、以下の価格で用意される。
(カッコ内は、いままで最廉価モデルだった2.4リッターの「Aktiv」との価格差)
・「C30 2.0e パワーシフト」:279.0万円(−20.0万円)
・「S40 2.0e パワーシフト」:289.0万円(−26.0万円)
・「V50 2.0e パワーシフト」:299.0万円(−46.0万円)
・「C30 2.0e Aktiv」:314.0万円
・「S40 2.0e Aktiv」:324.0万円
・「V50 2.0e Aktiv」:339.0万円
なお、既存の2.4リッターモデルにおいても、「2.4i SE」に本革シートやプレミアムサウンドオーディオシステムなど25.0万円相当の装備を盛り込みつつ価格を据え置くなど、商品力の強化を図ったとのことだ。
(webCG 関)