プジョーのクロスオーバー「3008」がワールドプレミア【ジュネーブショー09】
2009.02.18 自動車ニュース【ジュネーブショー09】プジョーのクロスオーバー「3008」がワールドプレミア
仏プジョーは、2009年3月3日のプレスデイで幕を開けるジュネーブモーターショーで、ワールドプレミアとなる新型クロスオーバー「3008」を発表する。
■「背が高いクルマ」でドライビングプレジャーを
SUVとMPV、ハッチバックの間に位置づけられる、クロスオーバーモデルとして誕生したクルマが「プジョー3008」。環境に優しく、かつ「背が高いクルマ」でのドライビングプレジャーを追い求めたという。
ディメンションは、全長×全幅×全高=4365×1837×1639mmと、「日産デュアリス」をひとまわり大きくしたサイズとなる。
走行性能向上のため、3008にはプジョーの新しい技術がふんだんに投入された。
KYB Suspension Europeと共同開発した「ダイナミックロールコントロール」は、リアサスペンションのクロスメンバーに仕込まれたモジュールが、左右ダンパーを制御しロールを抑えるというもの。
「グリップコントロール」は、オフロードでの機動性を高めるもので、路面状況に応じて5つの走行モードを任意に選択し、トラクションを最適化することができる。
■ハイブリッド4WDも追加予定
エンジンは、ガソリン2種とディーゼル3種の計5種類をラインナップ。ガソリンは「207」シリーズなどでおなじみの、BMWとの共同開発による1.6リッター直4と同ターボエンジンだ。
さらに2011年からはハイブリッドシステム搭載モデルも登場するという。これは2008年のパリサロン出展車「プジョー・プロローグ HYモーション4」で発表のあった仕組みで、前輪を2リッターディーゼルエンジンが、後輪をモーターが駆動させる四輪駆動システムのこと。アイドリングストップ機構などとあわせ、CO2排出量109g/kmという環境性能を達成している。
3008シリーズは2009年に発売予定。
日本への導入は発表されていないが、ガソリンはMTしかなく、ATがディーゼルにしかないことから、現状では上陸の望みが薄いと考えられる。
(webCG 本諏訪)