■【会場リポート】2010年までに全モデルリニューアル。目が離せないアルファのこれから
アルファ・ロメオのプレスブリーフィングでは、アルファ・ロメオ・オートモビルズCEOのアントニオ・バラヴァッレ氏から、近い将来の計画が明らかにされた。
■全世界で販売台数を30万台に
イタリアから来訪したアルファ・ロメオCEOのアントニオ・バラヴァッレ自身のスピーチで始まったブリーフィング。冒頭に自らも述べたが、日本市場を重視している表れといっていい。
ブースを飾るのは、中央の「8Cコンペティツィオーネ」をはじめとするすでに見慣れたクルマばかりだが、バラヴァッレ氏の言葉にもあるとおり、それはそれで意味があるだけでなく、ここで近い将来のモデル計画に関する重要な情報が明らかにされた。
「ご存知のとおり8Cコンペティツィオーネは、500台の生産予定に対して1200台ぶんものオーダーがあった人気のモデルです。それはこの日本でも同じで、イタリアとドイツに次いで世界3番目に多い69台の注文をいただきました。
成功の秘訣は、ボディカラーや内装素材を1台1台好みの仕様にできるカスタマイジングプランにあります。われわれはこの成功にヒントを得て、今後すべてのモデルに“ALFA UNICA”(アルファ・ウニカ)プログラムと呼ばれるオーダーシステムを取り入れます。
3つのパッケージが用意され、ブランドを強調した「VINTAGE」とファッション性の高い「COLLEZIONE」、そしてスポーティーな「TI」を選ぶことができます。
ところで、アルファ・ロメオは2010年までにすべてのモデルを完全にリニューアルします。そしてその暁には、全世界での販売台数を現在より約5割増しの30万台まで高めます。
その第1弾は2008年下半期にもデビューする予定のコンパクトカー(編集部註:スッドの再来と目される)です。
翌2009年には成功作である「147」の後継車と、この8Cコンペティツィオーネのスパイダー版が登場します。さらに、2010年には締めくくりとしてまったく新しいクロスオーバーカーがデビュー。
同年中にはフラッグシップである「169」が、新しいガソリン/ディーゼルV6エンジンとともにお目見えする予定です。
アルファはこれからも歴史とスタイルと技術を特徴とする、真に「MADE IN ITALY」と呼べるクルマを作っていきます」と語った。
(別冊単行本編集室 道田)
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