■【出展車紹介】「スズキ・コンセプト Kizashi 2」クロスオーバースポーツワゴン
今年のショーも、2005年に引き続き「小さなクルマ、大きな未来。」がスズキ四輪車のテーマ。5台ものワールドプレミアを含む19台を出展し、力が入る。
■スズキの新カテゴリー
「コンセプト Kizashi 2」は、「小さなクルマ」を得意とするスズキが、これからDセグメントへ進出するキザシ(兆し)を示唆するものとか。
2007年9月のフランクフルトショーでお披露目した「コンセプト・キザシ」そのものかと思いきや、東京モーターショーに出展するのは早くもセカンドバージョンの「キザシ2」で、クロスオーバー・スポーツワゴンとしたもの。
パワーユニットは、スズキ最大のV型6気筒DOHC24バルブ3564ccエンジン+6段ATの組み合わせで、駆動方式はi-AWD。
決して「小さなクルマ」ではなくて、ホイールベース2850mm、全長4650×全幅1950×全高1500mmの堂々たる5人乗り。キザシに対しては全高寸法が100mm高い。また、あちらはディーゼルターボ搭載と発表されていたのに対し、パワートレーンにはハイブリッドも視野に入れているという。足まわりは新型マルチリンク。押し出しの強いエクステリアデザインは、もちろん同じ流れにある。
(文=knzy)
新着記事
-
NEW
第844回:「ホンダらしさ」はここで生まれる ホンダの四輪開発拠点を見学
2025.9.17エディターから一言栃木県にあるホンダの四輪開発センターに潜入。屋内全天候型全方位衝突実験施設と四輪ダイナミクス性能評価用のドライビングシミュレーターで、現代の自動車開発の最先端と、ホンダらしいクルマが生まれる現場を体験した。 -
NEW
アウディSQ6 e-tron(4WD)【試乗記】
2025.9.17試乗記最高出力517PSの、電気で走るハイパフォーマンスSUV「アウディSQ6 e-tron」に試乗。電気自動車(BEV)版のアウディSモデルは、どのようなマシンに仕上がっており、また既存のSとはどう違うのか? 電動時代の高性能スポーツモデルの在り方に思いをはせた。 -
NEW
第85回:ステランティスの3兄弟を総括する(その3) ―「ジープ・アベンジャー」にただよう“コレジャナイ感”の正体―
2025.9.17カーデザイン曼荼羅ステランティスの将来を占う、コンパクトSUV 3兄弟のデザインを大考察! 最終回のお題は「ジープ・アベンジャー」だ。3兄弟のなかでもとくに影が薄いと言わざるを得ない一台だが、それはなぜか? ただよう“コレジャナイ感”の正体とは? 有識者と考えた。 -
NEW
トランプも真っ青の最高税率40% 日本に輸入車関税があった時代
2025.9.17デイリーコラムトランプ大統領の就任以来、世間を騒がせている関税だが、かつては日本も輸入車に関税を課していた。しかも小型車では最高40%という高い税率だったのだ。当時の具体的な車両価格や輸入車関税撤廃(1978年)までの一連を紹介する。 -
内燃機関を持たないEVに必要な「冷やす技術」とは何か?
2025.9.16あの多田哲哉のクルマQ&Aエンジンが搭載されていない電気自動車でも、冷却のメカニズムが必要なのはなぜか? どんなところをどのような仕組みで冷やすのか、元トヨタのエンジニアである多田哲哉さんに聞いた。 -
トヨタ・ハリアーZ“レザーパッケージ・ナイトシェード”(4WD/CVT)【試乗記】
2025.9.16試乗記人気SUVの「トヨタ・ハリアー」が改良でさらなる進化を遂げた。そもそも人気なのにライバル車との差を広げようというのだから、その貪欲さにはまことに頭が下がる思いだ。それはともかく特別仕様車「Z“レザーパッケージ・ナイトシェード”」を試す。