第282回:恥ずかしながら、もてぎモトGP初観戦!
これは一種のプチ海外旅行かも?(小沢コージ)
2006.10.10
小沢コージの勢いまかせ!
第282回:恥ずかしながら、もてぎモトGP初観戦!これは一種のプチ海外旅行かも?
■毎周ごとの抜きつ抜かれつ(が見たかった……)
えー、恥ずかしながら先日ツインリンクもてぎに初モトGP観戦に行ってまいりました。実はF1よりバイクレースのが好きだし、昔から行きたい行きたいとは思ってたんだけどね。貴重な日曜日なんでついTV観戦で済ませてばかりで……のはは!
でも、我らが天才ライダー、バレンティーノ・ロッシ様も遂に大詰め。奇跡のモトGPシリーズ6連覇を目前に、初めてライバル、ニッキー・ヘイデンにポイントで先行され、久々に本気中の本気のライディングを拝めそうな気配。しかも3連戦中でノリにのってそうだし、もしや今年勝ったら最後のもてぎになるかもしれない! ってなワケで観戦を決行いたしました。
そしたらね。レース自体、モトGPはロッシ様のリキの入った2位争いがあったとはいえ、地元BSタイヤのがんばりでロリス・カピロッシの先行逃げ切りでイマイチ。ま、250ccクラスでのKTM青山博一クンの優勝には泣けたけどね。序盤7位からの追い上げで表彰台の一番上では涙なみだ……。
でも、オレに言わせりゃモトGPシリーズの見どころといえばバイク界のF1とも言うべきトップカテゴリーの「モトGP」のほかはない。そこでホントは毎周ごとの抜きつ抜かれつが見たかったわけ。しかし残念、もてぎのコースの特性上それは難しいのかも。
■なんともいえない熱いキブン
ただ、それより予想外のキモチよさっていうか快楽を発見をしてしまいました。それは結構、プチ海外旅行キブンが味わえるってこと。天気がドピーカンで、9月末がゆえ空気そのものは冷たいっていう、ヨーロッパ風の気候のおかげもあったんだけど、それ以上に全体を取り巻く雰囲気がよい。
コース上ではアレックス・デ・アンジェリスだとか、ルカ・モレッリとか、ラパター・ヴィライローとか、いったいどこの国籍だか聞いたこともない名前が飛び交ってるし(ちなみにみんな250ccのライダー)、バイクもホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキに混じってドゥカティはもちろん、アプリリアやらジレラやらKTMやらマラグティやらDERBIやらマイナーラテンメーカーのオンパレード。
観客に褐色の人や、ターバンしてる人はいなかったけど、熱い解説をしそうなラテン系ジャーナリストはいるし、時折いったいここはどこ? サーキットの外にはもしやサボテンが? ってなキブンになるのだ。
あと幸か不幸かモトGP人気が日本じゃイマイチってのがいいよね。イタリアかスペインでやったら、間違いなくF1もびっくりの大入り満員になるはずの好レースが、メインスタンドを除けば基本的にはガラガラ。だから単純に観戦しててラクだし、レースも基本的には20周ちょいだからF1みたいに2時間もぶっ続けでみなくていい。
しかも空いてるとはいえ、よくよく見れば観客の多くはバイクレースを見慣れた“通”とおぼしき人たちばかり。なんともいえない熱いキブンが味わえるのだ。
ついでに帰りもクルマで東京まで約3時間と空いてたし、オレ的にはかなりツボにハマったレースでありました。オススメです。来年も行こっかな?
(文と写真=小沢コージ/2006年10月)
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小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
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