【東京モーターショー2003】日産の次期高級車を探る「フウガ」
2003.10.22 自動車ニュース【東京モーターショー2003】日産の次期高級車を探る「フウガ」
勢いを取り戻した2位メーカー。次なる高級車の先取りモデル「フウガ」を発表。注目の「スカイラインGT-R」は、2007年にデビューする。
■豊富なコンセプトカー群
今年創立70周年を迎える日産自動車。取締役社長カルロス・ゴーンは、日産が創業まもないころに発売したロードスターをデザインモチーフにしたというコンセプトカー「ジクウ」に乗って登場した。隣に、キモノを着た女性を乗せて。
「日本の伝統的な匠の業に加えて、革新的な先進技術の数々を装備しています」と述べ、まさにそれが「日産に期待されていること」だと続けた。今回、同社は7種類のショーカーを出展した。
壇上むかって右には、次世代マルチパーパスサルーンのコンセプト「セレニティ」が置かれる。依然続く異種混合、いわゆるクロスビークルの流行を受けたモデルで、ルーミーな室内と、先進のテレマチックシステムを特徴とする。
先進環境技術をつめこんだコンパクトコミューターのコンセプト「エフィス」、キューブと英国のデザイン会社「コンラン&パートナーズ」とのコラボレート作品、コンパクトカーの提案「シーノート」「レディゴ」を紹介した後、市販モデルに話題は移った。
■GT-Rは、2007年!
北米市場で、大きな成功を収めたスポーティなSUV「ムラーノ」。「スポーツセダンのカッコよさと、SUVとしての頑強で高い性能を併せ持つ」同車の日本市場は、来2004年秋になる。
昨2002年の夏にデビューし、世界中ですでに6万以上販売した「フェアレディZ」。オープンモデルたる「Zロードスター」は、この10月から販売が開始された。
デビューの時期が注目されるジャパニーズモンスター「スカイラインGT-R」については、開発の推進が力強く約束された。「日産の誇るもうひとつの伝説的なクルマ……GT-Rについては、2007年にこの場で披露する予定です」と。
最後に触れられたのが、高級車のコンセプト「フウガ」。スカイライン、フェアレディなどで用いられる「FR-L」プラットフォームを活用したモデルで、「卓越した運動性能と軽快なハンドリングをお約束します」とゴーン社長。インテリアは、FFセダン「ティアナ」で一定の評価を得た「ジャパニーズ・モダン」がテーマとされる。
(webCGアオキ)
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