406&ランエボが乱入(!?)映画「TAXi2」の記者会見
2000.07.06 自動車ニュース406&ランエボが乱入(!?)映画「TAXi2」の記者会見(7/6)
プジョー406が爆走するシーンが話題の映画「TAXi」。この第2作目となる「TAXi2」の記者会見が、7月5日に開かれた。主演俳優のサミー・ナセリや「パリダカ」でおなじみのラリースト、篠塚健次郎らが「出演」し、趣向をこらした会見が行われた。
「TAXi」は、改造プジョー406に乗るスピード狂タクシー運転手ダニエル(サミー・ナセリ)が、仏マルセイユの街を舞台にカーチェイスに明け暮れるという「カーアクション」映画。第2作目では設定をパリに移し、忍者のカッコウをした日本人テロリストを相手にアクション&コメディーが繰り広げられるという、ハチャメチャなストーリーである。脚本・製作はリュック・ベッソンだ。
このような映画だから、記者会見といえどもユニークな演出がなされている。まず、暗くなった会場に、映画に出ていた忍者が出現。記者席に座る女性プレスがさらわれる。すると、舞台の左手から「ブーン、ブゥン」というエギゾーストノートが響き渡り、壁を突き破ってプジョー406「タクシー」が登場。派手なスキール音とともに406がスキッドして止まると、ダニエルことサミー・ナセリが、フランスサッカーチームのエース、ジダンのユニフォームを着て現れた。
406を運転していたのは、ナセリではなくパリ・ダカールラリー優勝者でもある三菱のエース篠塚健次郎。三菱の篠塚がなぜプジョーを、と思うかもしれないが、実は2作目では、日本人テロリストが三菱のランサーエボリューショVIで406を追い掛け回すという話になっているのだ。
三菱/篠塚とのもうひとつのつながりは、映画の冒頭、ダニエル駆る406がWRCラリーカーの206を追い抜くシーンにある。206に乗っているのは、フランス人ラリーストであるジャン・ルイ・シュレッサーと、篠塚のコドライバーをつとめたこともあるアンリ・マーニュ。篠塚はともにラリーを戦ったマーニュを見て、「あいつこんなことをしてるのか」と笑いながらコメントしていた。
フランスでは、公開1週間で350万人の観客を動員し、「タイタニック」「スターウォーズ」の記録を抜く大ヒット作となった「TAXi2」。日ごろ日本車やドイツ車の後塵を拝し肩身の狭い思いをしている(!?)フランス車オーナーが見れば、胸がスカッとすること請け合いである。公開は8月12日から。
ところで、映画ではプジョーをぶっ飛ばしているダニエルことナセリさんですが、実際にはBMWに乗り「安全運転をしている」とのコメント。ただしそれは公道だけで、「仲間とサーキットを走るときは思いっきりかっ飛ばしている」とか。かなりのクルマ好きのようです。(NAVI編集部 かわばた)
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