東京モーターショー:ジャガー、アストンマーチン
2001.11.07 自動車ニュース東京モーターショー:ジャガー、アストンマーチン
■ジャガー
「シクスティナイン」
……Rクーペ(デザインコンセプトカー)
エクステリアは特にどうということもないけれど、対照的にインテリアはオッと思わせるモノあり。というのも、造形がフォーティナインならぬシクスティナインあたりのアメ車のクーペそのまんま。センタートンネル側面に貼られたウッド(調?)パネルも同様で。思わず懐かしくなっちゃった人もいるでしょう。
■アストンマーティン
「モトとれる裸」
……V12ヴァンキッシュ
センタートンネルとAピラーはCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics=カーボン繊維によって強化されたプラスチック)。中央〜後部にかけてはアルミのパネル、および押し出し材。フロントサスのマウント部はアルミの鋳物で、それとバルクヘッドの間はスチールパイプのトラスでも連結。前部衝突フレームはスチール製(ではなくカーボンだとあとで判明)。……という感じでしょうか。
とにかく、ワタクシの知識では上手く説明できない。説明できないが、実物の発しているパワーはシロート眼にも絶大なモノがあった。強力で、そしてきわめて美しくて、しかしナンとも作るのがメンドくさそう。むしろ、わざとそうしてる感じすらある。イギリス人じゃなかったら、あるいはアストンじゃなかったらこんなことしないんじゃないか。ハイテクなのは間違いなくハイテクでも、アウディやフェラーリやマクラーレンとはまるっきりやりかたが違っている。素晴らしい! いつまで見ていても飽きない。こんなの買えるんだったら、ニセンマンエンでもサンゼンマンエンでも高くないと思う。ほか一切ナニも見ずにウチ帰ったとしても入場料はモトとれる。この裸ストラクチャーの前では、ハッキリいってV12もカスんでしまっていた。
(森 慶太)
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