新型「ザ・ビートル」受注開始、実車イベントも
2012.04.20 自動車ニュース新型「ザ・ビートル」受注開始、実車イベントも
フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは2012年4月20日、新型「ザ・ビートル」の受注を開始した。これにともない日本デビューを記念して、ザ・ビートルの実車イベント「The Beetle PARADE」を、2012年4月20日から22日までの3日間、東京・丸の内で開催する。
■まずはレザーパッケージ仕様から
既報のとおり2011年4月に上海、ベルリン、ニューヨークの3都市で同時発表され、日本では同年11月の東京モーターショーでお披露目された新型「ザ・ビートル」の国内受注が開始された。
日本に導入されるエンジンは、105ps/5000rpm、17.8kgm/1500-4100rpmを発生する1.2リッター直列4気筒ターボ。トランスミッションは7段DSGが組み合わされる。10・15モード燃費は17.2km/リッターとなり、1.6リッターの「ニュービートル」と比べて、48%向上したという。
ザ・ビートルは、本国では装備の違いによって3種類の装備ラインが用意されるが、日本にやってくるのは1種類のみ。内外装をカラーコーディネートした「デザイン」と呼ばれるグレード。これにはファブリック(標準)仕様とレザーパッケージ仕様があり、まずはレザーパッケージ仕様を導入し、追ってファブリック仕様が導入される予定という。
レザーパッケージには、前席シートヒーター付きレザーシートやレザー3本スポークステアリングホイール、パドルシフトなどが標準装備される。
また、横滑り防止装置(ESP)、制動時の安定性を確保する「ドライバー・ステアリング・リコメンデーション(DSR)」、フロント/サイドエアバッグなどの安全装備も標準で備わる。
ボディーカラーは、キャンディホワイト、トルネードレッド、サターンイエロー、デニムブルー、ディープブラックパールエフェクト、リフレックスシルバーメタリックの全6色を用意。
価格は、先に導入されるレザーパッケージが303万円、標準モデルが250万円となる。販売は6月1日から開始される。
■バーチャルとリアルの融合
今回開催される「The Beetle PARADE」は、「ザ・ビートル」のデザインを楽しむグラフィックイベント。実車の展示はもちろん、事前に実施されたデザインコンテスト「The HEART Beetle」にエントリーされた6000点以上のデザインの中から選ばれた作品を巨大モニターで紹介したり、3D投影で実車にデザインを写し出すなど、バーチャルとリアルを融合した内容だ。
オープニングイベントでは、アートナビゲーターとしてクリエイターの井浦新さんが登場。エントリー作品の中で、井浦さんが一番気にいったデザインにラッピングされた実車がお披露目された。
トークセッションで井浦さんは、「幼少のころからビートルが身近にある生活だったので、好きなクルマといえばビートル、という存在なんです」と話し、新しいザ・ビートルについては、「初代『ビートル』を彷彿(ほうふつ)とさせるデザインの中に、今風の新しさが混ざり合ってすごく魅力的ですね。そして男らしいデザインに進化しているなと感じました」とコメントした。
「The Beetle PARADE」
日時:2012年4月20日から22日 11:00〜20:00
会場:丸の内ビルディング MARUCUBE(マルキューブ)
http://www.marunouchi.com/marubiru/index.html
(webCG ワタナベ)