トヨタ・アルファード ロイヤルラウンジSP(前編)
2017.09.07 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTや86/BRZ Raceで活躍中のレーシングドライバー谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 今回の主役は、トヨタモデリスタインターナショナルが手がける「アルファード」のコンプリート車、「ロイヤルラウンジSP」である。旅客機のファーストクラスもかくやの贅沢(ぜいたく)な室内に、谷口のテンションは上がりっぱなし。“1500万円のアルファード”が世に問う究極のラグジュアリーを、じっくりチェックしていこう。VIPシート、大型モニター、JBLオーディオ、冷蔵庫……
「スッゲー、スッゲー。なんだこれ? あっらー。あららららー。ウワッ。これいいね。これいい。へー。すっごい、なにこれ。うわー!!」
先ほどから言葉にならない感嘆詞を上げ続けているのは、ご存じ谷口信輝。われわれスタッフが待ち受ける集合場所にやってきた谷口は、誰に指示されたわけでもないのにこのクルマに乗り込むと、アチコチをのぞき込んでアレコレ操作しては、テンションマックスの状態で自らの驚きと喜びを表現していたのである。
その試乗車は超高性能なスーパースポーツカーか、贅(ぜい)を尽くした超高級車かと誰もが想像を巡らせることだろう。しかし、彼が目を輝かせて観察していたのは、日本中のアチコチで目にするトヨタのアルファードだったのだ。
もっとも、「タダのアルファード」だったら、さすがの谷口もここまでは驚かなかったはず。なにしろ、彼自身もアルファードのオーナーなのだから……。この日、谷口が狂喜乱舞したアルファードは、あのモデリスタが特別に仕立てたロイヤルラウンジSPだったのである。
ロイヤルラウンジSPとよりベーシックな「ロイヤルラウンジ」は、モデリスタが「ようこそ、日本の美意識に根ざした極上のおもてなし空間へ」と銘打って開発した「アルファード」と「ヴェルファイア」のコンプリートカー。その概要はといえば、まず3列目シートを取っ払うことで生まれた広大な空間に、飛行機のファーストクラスもかくやというような贅沢なレザーシートを2脚設置。そこに大型ディスプレイ、JBL製オーディオ、冷蔵庫、テーブルといった豪華装備を「これでもか!」というくらいちりばめたもの。
手間ひま掛けて作られたこともあってお値段もビックリするほど高く、今回取材した「ハイブリッド E-Four」というグレードを例に挙げると、ロイヤルラウンジで1439万円強。これに運転席側とキャビン側を仕切るフルパーテーションを付け加えたロイヤルラウンジSPだと1546万0691円もする。つまり、特別も特別、世にも珍しい超豪華なアルファードが、ロイヤルラウンジSPなのである。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
この記事は会員限定公開です。webCGプレミアムプラン会員に登録すると<月額550円(税込)>、続きを読むことができます。
登録初月無料! | クレジットカードで会員登録いただくと、ご契約いただいた日からその月の末日までが無料になります。いつでも解約可能です。 |
---|
- 毎月20本以上、新型車の試乗記が先取りで読める!
- 人気のさまざまな連載エッセイも、いち早く読める!
- 100車種超! 「谷口信輝の新車試乗」がぜんぶ読める!
- あの漫画家・池沢早人師の特集記事も堪能できる!
- 頭脳派レーシングドライバー山野哲也の車評が分かる!
- 『日刊!名車列伝』で世界の名車に毎日触れられる!
- 自動車メーカー関連グッズのプレゼントに応募できる!
- 話題のニューモデルのアツい走りが動画で見られる!