【東京モーターショー2017】「カワサキZ900RS」は“スケベ心”に投げ込まれた直球だ!
2017.10.26 自動車ニュース 拡大 |
出展規模は小さいながら、今回のショーで大いに話題を集めているのがカワサキのブース。そこには往年の名車の“どオマージュ”である「Z900RS」が、国内販売モデルとして展示されていたのだ。郷愁の世界に首までつかるカワサキに、田村十七男がモノ申す!
時代という名のカワサキの船
時代という名の船をつくり、自ら船長を務め、はるかな航海の途中で仮に遭難しても、キャプテンの矜持(きょうじ)として最後まで船に残る。それが今回のカワサキのイメージ。って、沈んじゃうかい!
いやでも、ブースのど真ん中で披露されたのが1970年代初頭に発売された「Z1」のセルフカバーですよ。しかも名前は、初期名称をアレンジしたZ900RS。カラーリングもさかのぼること約50年前の初代“火の玉カラー”を採用。オマージュと言えば聞こえはいいけれど、完全な退行です。それでいいのか、カワサキ?
「しかし、ショーで見せられる先進的な未来は、必ずしも僕らがかなえてほしい夢じゃありません」
実は眼鏡の奥の眼光が鋭いwebCGのホッタ青年がつぶやきました。確かにそうかも。結局のところ、どんな時代であれ「こういうのが好きなんでしょ?」とスケベ心をくすぐられたほうが気持ちいいのです。Z900RSはそこに直球を投げ込んだ、ということなのでしょう。
ブースには、今回が初公開なのに早くもカスタムモデルが3台も並んでいました。ちょっと悔しいけれど、こういうのが好きな人間はカワサキの船に乗せられちゃうんでしょうね。
(文=田村十七男/写真=webCG)

田村 十七男
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