ヤマハMOTOROiD:二輪車が面白い
2017.10.28 自動車ニュース 拡大 |
二輪車の元気のよさが目立った今回の東京モーターショー。モータージャーナリストの笹目二朗も二輪車、とりわけヤマハの取り組みに注目している。
怖い反面ほほえましくもある
ヤマハが面白い。実験用試作車が4台展示され、そのどれもに興味津々だ。
四輪バイクともいえる4輪でリーンして曲がっていく車、前2輪・後1輪の三輪バイク、呼ぶと単独でオーナーの元へ走ってきてくれる愛犬のようなロボット二輪車、ヒト型ロボットがまたがって運転する自動操縦二輪車。四輪車ならばそのまま静止できても、二輪車は倒れてしまう。それをちゃんと立たせておく技術が面白い。
いかにも実験車らしく車体に「03」と記されたロボット二輪車の「MOTOROiD」が面白い。これの四輪版はもう実在しそうであるが、二輪車が「ひとり」で動いている姿を想像すると、ちょっと怖い反面、ほほえましい感じもする。
また、ヒト型ライディングロボットの「MOTOBOT Ver.2」では実測で200km/hを超える速度まで試したらしいが、人間が乗らなくても代わって試せ、危険な領域まで実験できることが素晴らしい。
電気自動車の時代を先読みするモーターショーであるが、二輪車は面白いですよ。
(文=笹目二朗/写真=webCG)

笹目 二朗
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