ホンダ・スポーツEVコンセプト:意外と量産されそうな予感が……
2017.10.27 自動車ニュース 拡大 |
いやいや、これは絶対に量産化されない……。モータージャーナリストの鈴木ケンイチは、「ホンダ・スポーツEVコンセプト」を見たとき、まずはそう思ったそうだ。でも、じっと見ているうちに「もしかして」と考えが揺らいできて、もっと見ていたら、これこそイチオシじゃないかと、直感したのだった!
アーバンEVコンセプトが市販化されるのなら……
東京モーターショーの特徴に「これは絶対に量産化されない」というジョークのようなコンセプトカーの存在がある。世界のあちこちのモーターショーを取材してみると、ユーモアという点では、東京モーターショーは相当に点数が高いことに気が付いたのである。
そして今回、ホンダが発表したスポーツEVコンセプトを最初に見たとき、「これはジョーク枠だな」と直感的に思った。小さくて流麗なクーペは、個人的には大好物。丸いライトもかわいらしいし、ふくよかに盛り上がったフロントフェンダーも好みである。だが、いかにもなモックアップ。量産化は遠いだろうと感じたのだ。
しかし、2019年に欧州で、2020年に日本で販売開始するという「アーバンEVコンセプト」を横に見ていたら、だんだん考えが変わってきた。「もっとモックアップっぽい(実用化が遠そうな)、隣のEVが実用化されるのなら、もしかするとスポーツEVコンセプトも……」と。
プラットフォームが同じなら、FFになるはず。EVだからフロント部をペタンコにすることも可能だ。後ろ側は電池を載せるだけだから、この流麗なスタイルも再現できる。さらに、コンパクトクラスなんだから、値段は普通の人の手の届く設定になるはず。もしかすると買えるかも……。
そう思えると、グラリと気持ちが変わった。ものすごく魅力的に見える。今回の一番には、スポーツEVコンセプトを推したいと思う。
(文=鈴木ケンイチ/写真=webCG)

鈴木 ケンイチ
1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレース(マツダ・ロードスター・パーティレース)に参戦。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを“分かりやすく”“深く”説明することをモットーにする。
-
WHILL:パーソナルモビリティーの近未来を体感してほしい 2017.10.27 東京モーターショーに集うのはクルマやバイクだけではない。パーソナルモビリティーの生産・販売を手がけるWHILL(ウィル/本社:横浜市鶴見区)が提案するのは、AIとパーソナルモビリティーの融合。森口将之は、この分野の近未来に注目している。
-
トヨタ・ヴィッツGRMN:その走りに期待せよ! 2017.10.27 見て楽しむのがモーターショー。とはいえ、クルマはやはり乗って楽しむものである。最初から「これは、売らないナ」と、ピンとくるようでは興ざめだ。そこでコレ。フリーライター鈴木真人のイチ押しは「トヨタ・ヴィッツGRMN」である。
-
ダイハツDNコンパーノ:不思議な魅力を持っている 2017.10.27 東京モーターショー2017に、ダイハツは5種類のコンセプトモデルを出展した。そのうちの一台、往年の車名を冠する「DNコンパーノ」に強く引かれるのはなぜなのか。ヒストリックカーにも詳しい自動車ライター、沼田 亨が語る。
-
ダイハツDNコンパーノ:“昔の名前で出ています” 2017.10.27 ダイハツブースでは、可憐(かれん)なスタイルで人々を魅了した「コンパーノ」のリバイバルモデルが登場。新世代ダイハツを象徴するコンセプトモデル、その一台に込められた想いとは? モータージャーナリストの塩見 智が鋭く斬り込んだ!
関連記事
-
NEW
電気自動車の人工的な走行音はどうあるべきか?
2026.7.21あの多田哲哉のクルマQ&AEVの走行時に車内で聞こえてくる人工的な“音”は、本来、どうあるべきなのか? やはり、疑似エンジン音が最適なのか? トヨタでさまざまなクルマを開発してきた多田哲哉さんの考えを聞いてみた。 -
NEW
アストンマーティン・ヴァンテージS(FR/8AT)【試乗記】
2026.7.21試乗記アストンマーティンの擁するFRスポーツ「ヴァンテージ」が、より高性能な「ヴァンテージS」に進化。よりたくましいエンジンを獲得し、卓越したコーナリング性能に磨きをかけつつ、“優しさ”も身につけた最新モデルの走りを報告する。 -
第340回:一にエンジン、二にカッコ
2026.7.20カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。マツダ渾身(こんしん)のラージ商品群を応援するカーマニアのひとりとして、「CX-60」と「CX-80」の動向は常に気になっている。3列シートSUV、CX-80の最新モデルにあらためて試乗して感じたこととは? -
日産は“再挑戦”でホンダは“終了” 新型「エルグランド」発売に見る、プレミアムミニバンの今
2026.7.20デイリーコラムトヨタが圧倒的なシェアを占める上級ミニバンの世界において、新型「エルグランド」で復権をねらう日産。しかし、なぜフルモデルチェンジは16年ぶりになったのか? ホンダはどうするのか? この市場の今を考察する。 -
ホンダ・インサイト(FWD)【試乗記】
2026.7.20試乗記3000台の限定で販売される新型「インサイト」は、クロスオーバー風のフォルムと、これまでのホンダ車にはなかった内外装のデザインテイストが新鮮だ。中国で生産され、日本独自の名前が与えられた新型電気自動車の走りと仕上がりを、ロングドライブで確かめた。 -
ポルシェ911カレラT(後編)
2026.7.19ミスター・スバル 辰己英治の目利きスバルとSTIでクルマの走りを鍛え、モータースポーツにも積極的に取り組んできた辰己英治さん。彼の目に、“スポーツカーの水準器”こと「ポルシェ911」はどのように映ったのだろう? 走りの楽しさを追求した「カレラT」グレードに乗っての印象を聞いた。


































