ランドローバー・レンジローバー ヴェラール ファーストエディション(後編)
2017.11.23 谷口信輝の新車試乗 レーシングドライバーの谷口信輝が歯に衣を着せず、本音でクルマを語り尽くす! 今回も引き続き、「レンジローバー ヴェラール」に試乗する。見て良し、乗って良しのヴェラールに、本当に死角はないのだろうか。谷口目線で語り尽くす!“数字がきちんと並んだ走り”とは?
エクステリアにインテリア、室内パッケージと、レンジローバー ヴェラールの“静的性能”にはほぼ満点か、というぐらいの高評価を与えた谷口信輝。いざ走るとどうなのだろうか。
いつもよりちょっと長めの試乗を終えて谷口が戻ってきた。何か明らかな不満があれば、ガラス越しに見える谷口の表情は硬い。しかし今回はいつになく柔らかい。
「これはいいですよ。素晴らしい。個人的に欲しいと思うくらい、いい走りですね」
「絶対的には背が高いクルマですから、ステアリングを切ればそれなりに姿勢が変化します。ロールだって小さくはありません。でも、それがまったく嫌ではないんですよね。コーナーでは“数字がきちんと並んでいる”ので、すごく安心していられます」
この“数字がきちんと並んでいる”というのは谷口ならではの表現だ。以前にもこの連載で紹介したことがあるが、ハンドリングやサスペンションの動きが漸進的に進行してくこと、すなわちリニアリティーの高さを意味している。つまり、ステアリングを切ったら、切った分だけクルマが曲がり、しかも旋回速度とクルマの挙動がしっかり比例関係になっている、という意味である。そのおかげで、ドライバーはステアリングを握っていて、次の瞬間にクルマがどんな動きを示すのかを予想しやすい。
今回試乗した「ファーストエディション」には電子制御式のエアサスペンションがおごられている。
「運転する楽しさがある、素晴らしい脚だと思いますよ」
またもや谷口、ヴェラールを大絶賛である!
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