新型ベントレー「コンチネンタルGTC」デビュー【フランクフルトショー2011】
2011.08.24 自動車ニュース【フランクフルトショー2011】新型「ベントレー・コンチネンタルGTC」がデビュー
英ベントレーは、2011年9月開催のフランクフルトモーターショーに新型「コンチネンタルGTC」を出展する。
■オープンモデルも新世代へ
2011年上半期、ベントレーは前年同期比で約20%の販売台数増を記録した。好調をけん引する理由のひとつに、2010年のパリサロンでデビューした2代目「コンチネンタルGT」の人気が挙げられるが、そのコンバーチブル版である「コンチネンタルGTC」が、2011年9月開催のフランクフルトショーでいよいよデビューすることになった。
クーペのコンチネンタルGT同様、このコンチネンタルGTCもまた、初代のイメージを色濃く残しながら、アップライトに配置された「マトリックスラジエターグリル」やLED付きヘッドランプなどの効果で、存在感を高めている。“スーパーフォーミング”という方法でつくられたアルミのフロントフェンダーが美しさと力強さを強調するのもコンチネンタルGTと同様。また、「二重の蹄鉄(ていてつ)」をテーマとしたリアデザインが、新世代のベントレーであることを主張している。
美しいレザーとウッドがぜいたくにあしらわれたインテリアは、ベントレー伝統のクラフトマンシップにあふれるもので、以前にも増して上質な雰囲気がつくりあげられた。新型「コンチネンタルGTC」では、レザーは17色、ウッドパネルは7種類が用意される。
ルーフは多層のファブリックトップを採用。防音ガラスとボディ下の吸音パネルを用いることで、クローズ時の静粛性を確保している。一方、オープン時の快適性を高める「ネックウォーマー」がオプションで用意される。
パワートレインは、コンチネンタルGTと同じ、6リッターツインターボW12エンジン(最高出力575ps、最大トルク71.4kgm)を搭載。6段ATとの組み合わせで、0-100km加速=4.8秒、最高速度314km/hのパフォーマンスを発揮する。駆動方式はフルタイム4WDだが、従来型はトルク配分が前50:後50だったのに対し、新型では前40:後60に改められた。なお、エンジンはガソリンだけでなく、E85バイオ燃料にも対応するが、日本ではプレミアムガソリン仕様となる。
日本での価格は2640万円。すでに受注は開始されており、納車は2011年後半から始まるということだ。
(文=生方聡)
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