新型「レクサスGS」、アメリカでお披露目
2011.08.19 自動車ニュース新型「レクサスGS」、アメリカでお披露目
トヨタ自動車は2011年8月19日、アメリカ・カリフォルニア州で「レクサスGS350」の新型を披露した。
レクサスのミドルクラスセダン「GS」が、6年半ぶりに一新される。日本での「レクサスGS」としては2代目、前身となる「トヨタ・アリスト」から数えて、4代目となるニューモデルである。
新型では、実用的なパッケージングを煮詰めるとともに、「ファン・トゥ・ドライブの極限化」を追求。より感性に響く、楽しい走りを実現したという。
エクステリアは、これまでの丸みを帯びたものから、「LS」や「IS」を思わせるシャープなシルエットへとイメージチェンジ。とくにフロントまわりには、「スピンドルグリル」と呼ばれる特徴的な輪郭のフロントグリルや、LEDをライン状に並べたヘッドランプが配され、強烈な個性を放つ。
実際の寸法は、全長×全幅×全高=4850×1840×1455mmで、ホイールベースは2850mm。プラットフォームは新設計となるものの、現行モデルに比べて、30mm高く20mm幅広いだけの、ほぼ据え置きサイズである。むやみに大型化することなく剛性を14%アップしたボディは、新開発の前後サスペンションと相まって、切れのよい、鋭い走りをドライバーに提供するという。
可変ステアリングと後輪操舵(そうだ)を併用するLDH(レクサス・ダイナミック・ハンドリング・システム)といったハイテク装備も、走りを際立たせるポイントに挙げられる。
いっぽう、これまで最大のウイークポイントとされていた室内スペースは、前後ヘッドクリアランス、後席ニールームともに拡大。大人が快適に過ごせるスペースを確保したという。水平基調のインストゥルメントパネルをはじめ、インテリアのデザインもこれまでとは大きく変化。世界最大サイズをうたう12.3インチの液晶ディスプレイなどが見どころとなっている。
今回発表されたのは、3.5リッターV6エンジンを搭載する「GS350」だけだが、ハイブリッドモデルやスポーティバージョン「F SPORT」もラインナップに加わる見通し。日本では、年末の東京モーターショーでの公開を経て、2012年初頭の発売が予定されている。
(webCG 関)