ボルボが最上級セダン「S90」を日本に再導入 受注生産のかたちで9月1日に販売を開始

2021.08.19 自動車ニュース webCG 編集部
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ボルボS90 B6 AWDインスクリプション
ボルボS90 B6 AWDインスクリプション拡大

ボルボ・カー・ジャパンは2021年8月19日、最上級セダン「S90」を同年9月1日より再販すると発表した。

 
ボルボが最上級セダン「S90」を日本に再導入 受注生産のかたちで9月1日に販売を開始の画像拡大
 
ボルボが最上級セダン「S90」を日本に再導入 受注生産のかたちで9月1日に販売を開始の画像拡大

一部改良により機能・装備を強化

現行のS90は、電動パワートレインや高度運転支援技術の採用を見据えたプラットフォーム「スケーラブル・プロダクトアーキテクチャー(SPA)」をベースに開発された大型セダンとして、2016年に登場。翌年「V90/V90クロスカントリー」とともに日本に導入されたが、販売は500台限定となっており、完売とともに日本での取り扱いを終了していた。

今回、ボルボは同車の仕様変更を機に日本での再販を決定。グレードは48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載した「S90 B6 AWDインスクリプション」のみで、受注生産により販売を行うとしている。

従来モデルからの変更点としては、フロントグリルやフロントバンパー、リアバンパー、アルミホイールのデザインを変更。リアランプも新デザインとし、リアウインカーには新たにシーケンシャルタイプを採用した。

また、新しいインフォテインメントシステムやテレマティクスサービスを導入するなど、機能・装備の強化も図っており、「CleanZone-アドバンストエアクオリティーシステム(PM2.5センサー、車内自動換気機能付き)」や携帯端末の非接触充電機能を全車に搭載。オプションのBowers&Wilkinsプレミアムサウンドオーディオシステムは音場再現性を向上させたほか、新たに「Jazz Club」モードを追加設定した。予防安全・運転支援システムの機能も拡充しており、新たに「先行車発進告知機能」と「リア衝突回避・被害軽減ブレーキシステム」を設定している。

パワーユニットは過給機付きの2リッター直4ガソリンエンジンのみの設定で、48V電源を利用した電動スーパーチャージャーや、ターボチャージャー、ISGM(インテグレーテッドスタータージェネレーターモジュール)を用いた48Vマイルドハイブリッド機構の採用により、300PSの最高出力と優れた環境性能、ノイズの少ない上質なエンジンフィールを実現しているという。

価格は894万円。生産はすべて、S90のグローバル生産拠点である中国の大慶工場で行われる。

(webCG)

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