システム最高出力802PSを発生 「メルセデス・ベンツSクラス」の高性能モデル「AMG S63 Eパフォーマンス」発売
2023.11.15 自動車ニュース![]() |
メルセデス・ベンツ日本は2023年11月15日、フラッグシップセダン「Sクラス」のトップパフォーマンスモデル「メルセデスAMG S63 Eパフォーマンス(以下、S63 Eパフォーマンス)」の国内導入を発表。同日、販売を開始した。
今回発売されたS63 Eパフォーマンスは、全7車種がラインナップされるSクラスの頂点に位置づけられる高性能モデル。2023年9月には導入記念の限定車「メルセデスAMG S63 Eパフォーマンス エディション1」が発表されており、S63 Eパフォーマンスはそのカタログモデルである。
高性能の象徴とされるパワートレインは、4リッターV8ツインターボエンジンに交流同期モーター、AMG自社開発の高性能バッテリー(13.1kWh)、4輪駆動システムの「4MATIC+」を組み合わせたもの。エンジン単体で最高出力612PS、最大トルク900N・mを発生。リアアクスルに搭載される交流同期モーターのアウトプットは190PSとなっており、システムトータルでは最高出力802PS、最大トルク1430N・m以上を発生する。
0-100km/hの加速タイムは3.3秒。一方、一充電あたり37km(WLTCモード)のEV走行も可能で、深夜や早朝の住宅地などでは静かにゼロエミッションで走行できるとアピールされる。
トランスミッションは、ダイレクト感のある素早いギアチェンジと高い伝達効率がうたわれる9段AT「AMGスピードシフトMCT9」。「AMG RIDE CONTROL+エアサスペンション」を標準で装備するとともに、最大3度までステアする後輪操舵システム「リアアクスルステアリング」も備わる。
「AMGダイナミックセレクト」と呼ばれるドライブモードは、「エレクトリック」「コンフォート」「バッテリーホールド」「スポーツ」「スポーツ+」「スリッパリー」「インディビジュアル」の計7種類。回生ブレーキの強さは4段階に分かれており、「AMGドライブコントロールスイッチ」で切り替えることができる。
外観上は、Sクラスでは初となる、垂直ルーバーとセントラルスターグリルを備えたAMG専用フロントグリルのほか、ボンネット中央のシルバークローム×ブラックのAMGエンブレム、大型サイドエアインレットを備えたジェットウイングデザインのフロントエプロン、21インチのAMGホイール、スクエアタイプの4本出しエキゾーストエンドなどが特徴。
内装についても、S63 Eパフォーマンスならではの装備として、ナッパレザー仕立てのAMGパフォーマンスステアリング、AMG専用ダイヤモンドステッチ入りのシート、AMGスポーツペダル、AMGロゴ入りイルミネーテッドステップカバーなどを装備。MBUXインフォテインメントシステムには、エネルギーフローをはじめとするハイブリッドモデル専用の表示・機能が含まれる。
価格は3576万円。ハンドル位置は左右から選べる。
(webCG)