トヨタ、パナソニックと設立した電池生産会社を100%子会社に

2024.03.06 自動車ニュース webCG 編集部
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トヨタ自動車は2024年3月5日、パナソニックホールディングス(以下、パナソニックHD)との共同出資により設立した電池生産会社であるプライムアースEVエナジー(以下、PEVE)を、同年3月下旬に完全子会社化すると発表した。

今回の決定は、車載用電池の量産体制を強化するのがねらい。1996年12月にパナソニックEVエナジーが設立された際にトヨタ 40%、松下グループ 60%だった出資比率は、2005年10月のトヨタ単独の増資によりトヨタ 60%、松下グループ 40%へと逆転。2010年6月にはトヨタが80.5%を占めるようになり、社名はPEVEへと変更された。

トヨタ関連企業の電池量産体制は現在、以下の3組織で構成されており、トヨタは引き続き、電池の量産や開発においてこれらの企業と連携していくという。

  • PEVE:ハイブリッド車用電池を生産
  • プライムプラネットエナジー&ソリューションズ(出資比率 : トヨタ 51%、パナソニックHD 49%):電気自動車およびプラグインハイブリッド車、ハイブリッド車用電池を生産
  • 豊田自動織機:ハイブリッド車用電池を生産

PEVEは今後、ハイブリッド車用電池に加え、電気自動車やプラグインハイブリッド車用の電池も生産する予定。トヨタは「PEVEが多様な電動車用電池を量産することで、電池の需要拡大に対して柔軟に応えることができるほか、量産の競争力をさらに高めることが可能となる」としている。

(webCG)

トヨタのハイブリッド車「プリウス」(写真はイメージ)。
トヨタのハイブリッド車「プリウス」(写真はイメージ)。拡大

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