“第4のクラウン”「トヨタ・クラウン エステート」発売 【ニュース】

トヨタ・クラウン エステートRS

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トヨタ自動車は2025年3月13日、新型車「トヨタ・クラウン エステート」を発売した。

パワートレインはハイブリッドとプラグインハイブリッドの2本立て。ともにエンジンの排気量は2.5リッターで、駆動方式は4WDとなる。

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ボディーサイズは全長×全幅×全高＝4930×1880×1625mm。

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「グレイッシュブルー」のインテリアカラー（写真）は、プラグインハイブリッド車「エステートRS」のみに設定される。

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広々としたキャビン。長めのホイールベース（2850mm）が生かされている。

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荷室の容量は5人乗車時で570リッター。

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後席の背もたれを倒すと、奥行き2mのフラットな空間がつくり出せる。

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アウトドアシーンで役に立つ、引き出し式のデッキチェアやデッキテーブルなども用意される。

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「クラウン エステート」（写真左奥）の登場で4兄弟が出そろった、最新世代の「トヨタ・クラウン」。

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クラウン エステートは、「クラウン クロスオーバー」「クラウン スポーツ」「クラウン（セダン）」と続けて登場した16代目トヨタ・クラウンシリーズのなかで、最後にあたる第4のモデル。ワゴンとSUVを融合させたようなボディー形状を有し、「ダイナミックな造形や、仲間や家族とのアクティブライフを楽しむことができるユーティリティーを追求した」とアピールされる。

ボディーサイズは全長×全幅×全高＝4930×1880×1625mmで、ホイールベースは2850mm。外観においては、伸びやかでありながらダイナミックなプロポーションや、グリルとバンパーを一体化し水平基調のデイライトランプを配置したフロントフェイス、ワイド感と先進性を強調する一文字型リアランプなどが特徴だ。

一方インテリアでは、メーターおよびディスプレイを水平に配置し、ドライバーが視線移動を最小限にとどめられるデザインを採用。長距離移動も苦にならないようなドライバー空間を目指したという。

ユーティリティーの要となる荷室空間については、5人乗車時で570リッターの容量を確保。後席の背もたれ（60：40分割可倒式）をたたむことにより、最大1470リッターにまで拡大できる。その際に、奥行き2mの完全フルフラットスペースを生み出せる新機構「ラゲージルーム拡張ボード」をトヨタとして初採用したのもトピックだ。荷室についてはさらに、車中泊や外出先での快適性を高めるアイテムとして、引き出し式のデッキチェアやデッキテーブルなども用意されている。

インテリアカラーは「ブラック」「サドルタン」「グレイッシュブルー」の3色で、プラグインハイブリッド車（PHEV）専用となるグレイッシュブルーは、クラウンシリーズでも唯一の設定となる。なおボディーカラーは、単色とツートンカラーを5種類ずつ（計10種類）用意。PHEV専用色として、「プレシャスメタル」「マッシブグレー」のツートンカラーが設定される。

2タイプから選べるパワートレインはいずれもモーター付きの4WDで、ともに最高出力182PS、最大トルク270N・mのフロントモーターと、同54PS、同121N・mのリアモーターが組み合わされる。

このうち2.5リッターのハイブリッド車「エステートZ」は、フロントモーターの出力がクラウン クロスオーバーやクラウン スポーツに搭載されるものに対して約5割増しとなっているのがポイント。システム最高出力は243PSで、燃費（WLTCモード）は20.3km/リッターと公表される。

もうひとつは2.5リッターのプラグインハイブリッド車「エステートRS」で、床下に配置された大容量のリチウムイオン電池の働きにより、WLTCモードで89kmのEV走行が可能となる。こちらのシステム最高出力は306PS。燃費値は同20.0km/リッターだ。

そのほか走りに関することでは、「軽快ながら重厚感のある走り」を目指し、DRS（車速に応じた後輪操舵システム）に独自のセッティングを施し、AVS（電子制御サスペンショ）にも減衰力の向上と摩擦低減を図る独自の設定を加えたのが特徴とされる。「ノーマル」、「スポーツ」、「リアコンフォート」（エステートRSのみ）という3つのドライブモードでの差が明確となっているため、ドライバーや同乗者の好みに合わせた上質かつ快適な走りが楽しめるという。

価格は、クラウン エステートZが635万円で、クラウン エステートRSが810万円。

（webCG）

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