日産がPHEV「ローグ プラグインハイブリッド」を発表 「三菱アウトランダー」のOEM
2025.11.18 自動車ニュース 拡大 |
日産自動車の子会社である北米日産会社は2025年11月17日(現地時間)、北米で日産として初となるプラグインハイブリッド車「ローグ プラグインハイブリッド」を発表した。同年11月21日~30日まで開催されるロサンゼルスオートショーで一般公開し、2026年初頭に発売する予定。
日産ローグ プラグインハイブリッドは、2つの電気モーターと外部充電が可能な容量20kWhのリチウムイオンバッテリー、2.4リッター直4ガソリンエンジンを組み合わせたハイブリッドパワートレインを搭載。三菱の「アウトランダー」をベースとするOEM車である。
ハイブリッドシステムはモーターとガソリンエンジンの出力をシームレスに融合させ、ドライバーの要求に応じた効率的なパフォーマンスを提供。静かで効率的な日常のEV走行に加え、ハイブリッド走行の柔軟性も備わる。EV走行換算距離は約61km、総合航続可能距離は約676km(EPA 推定総走行距離)と発表されている。
バッテリーは、家庭用充電設備などにより約7.5時間で満充電にすることができる。システム最高出力は248PS、同最大トルクは437N・mを発生。インテリジェントAWDを全車に標準とし、7つのドライブモード(ノーマル/パワー/エコ/ターマック/グラベル/スノー/マッド)が備わる。シーンに合わせてパワーとAWDトルク配分を最適化するとしている。
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4710×1912×1740mm、ホイールベースは2705mm、車重は上位グレードの「プラチナム」で2155kgと発表されている(サイズはインチをmmに、車重はポンドをkgに換算した概算値)。
エクステリアは筋肉質でダイナミックなデザインとされ、20インチのダーク塗装ホイールやブラックミラーカバー、ブラック外装トリムなどを特徴とする。LEDヘッドランプを含めランプ類にはすべてLEDが用いられている。
インテリアは機能性と快適性を融合。ダッシュボードやドアアームレストにはソフトタッチ素材を使用し、フロントドアガラスには遮音性を高めるアコースティックラミネートガラスが採用される。プラチナムグレードには本革シートやドアイルミネーション、アルミ削り出しのシフトセレクターパネルが装備される。
ローグ プラグインハイブリッドでは7人乗りの3列シートレイアウトを採用。2列目シートはスライド、リクライニング、前倒しが可能で、リアドアが70度まで開くなど、3列目シートへのアクセスも配慮されている。3列目シートの格納時には荷室にゴルフバッグを4個収納することができ、背の高い室内によってマウンテンバイクも楽に積載が可能。パワーテールゲートが標準装備とされる。
(webCG)
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