「放置車両を復活させるには?」

2010.07.24 クルマ生活Q&A 松本 英雄 その他
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「放置車両を復活させるには?」

新車で購入し、1回目の車検を受けてから2年間、屋内車庫に放置した状態の車両があります。久しぶりにエンジンをかけてみようと思うのですが、まず何をチェックしたらいいのでしょうか? 2年前の車検時にエンジンオイルは交換しており、ガソリンは満タン、バッテリーは接続したままの状態です。ランフラットタイヤの変形や劣化なども気になります。

お答えします。エンジンオイルはそのままで大丈夫です。バッテリーは完全に放電していますから、交換が必要です。タイヤは空気圧をチェックし、ゴムのヒビ割れなどの劣化をチェックしてください。

やっかいなのはガソリンです。満タンしておいたことで、燃料タンクにサビが発生している可能性は少ないのですが、水分を吸ってガソリンは劣化、変質しています。そこで古いガソリンを抜いてから、新しいガソリンと入れ替える必要があるのですが、これにはプロの手が必要です。ということで、できればご自分で再始動させずに積載車などで修理工場に持ち込み、各部をプロに点検してもらってから動かすようにしてください。

松本 英雄

松本 英雄

自動車テクノロジーライター。1992年~97年に当時のチームいすゞ(いすゞ自動車のワークスラリーチーム)テクニカル部門のアドバイザーとして、パリ・ダカール参加用車両の開発、製作にたずさわる。著書に『カー機能障害は治る』『通のツール箱』『クルマが長持ちする7つの習慣』(二玄社)がある。