ルノーの新型SUVはエクストレイルがベース【ジュネーブショー08】
2008.02.12 自動車ニュース【ジュネーブショー08】ルノーの新型SUVはエクストレイルがベース
ルノーは、ジュネーブショーで、同ブランド初の小型クロスオーバーモデル「コレオス」を出展すると発表した。
■仏、日、韓共同開発のクロスオーバー
ルノーがジュネーブショーで初披露する「コレオス」は、欧州で6月にデビューする小型クロスオーバーモデル。2006年9月のパリサロンでコンセプトカーが出展された時点で、すでに市販化に向けたプロジェクトがスタートしていたようだ。
ヨーロッパ主要諸国において小型SUV/クロスオーバー市場は成長の一途を辿っており、過去5年で約2倍にまで拡大(22万2500台→52万2000台)。今後も伸びが続くと見られている。そうした市場背景のもと、ルノーと日産自動車、韓国のルノーサムスン自動車3社共同の次世代SUVプロジェクトは、2005年10月にスタート。それから28か月という比較的短い開発期間を経て、市場投入の準備が整えられた。
コレオスのボディサイズは、全長4.52m×全幅1.85mほど。プラットフォームは、「日産エクストレイル」のそれをベースとする。フロント・ストラット、リア・マルチリンクの4輪独立懸架サスペンションや、最大でリアに50%の駆動トルクを伝える4WDシステムもエクストレイルからの流用だ(2WD仕様もアリ)。さらにESP(横滑り防止装置)やヒルスタート アシスト(坂道発進補助機能)など、多くのデバイスに共同開発ならではの合理性が見られる。
■釜山のルノーサムスン工場で生産
エンジンは、出力が異なる2タイプのdCiディーゼル(150ps仕様と175ps仕様)と、日産製の2.5リッターガソリン(170ps)が設定される。
なお同モデルは、韓国でも「ルノーサムスン QM5」として2007年11月より生産、販売されている。コレオスも同じく釜山のルノーサムスン工場で生産され、ヨーロッパでは2008年6月に発売される予定だ。
(webCG 曽宮)
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