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この週末、ある程度の勝算を見込んでいたであろうシューマッハー/フェラーリだが、アロンソ/ルノーに完敗した。
シューマッハーは、ポールシッターのアロンソに遅れることおよそ0.3秒で予選3位。この差が燃料搭載量によるところであれば、アロンソはシューマッハーより早めにピットインするはずで、フェラーリにも勝機が残されていたが……実際はその逆、シューマッハーはアロンソより4周も前に給油しなければならなかった。つまり4周分多く燃料を積みながら、アロンソは予選でも決勝でも速かった、ということである。(写真=Ferrari)
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予選でアロンソの隣、フロントローについたキミ・ライコネンだったが、レースではストレートスピードが伸びず、アロンソのペースに追いつけないまま2位を走行。2度目のピットストップでもたついて、シューマッハーにポジションを奪われ結果3位でフィニッシュした。今シーズン3度目のポディウムで、チャンピオンシップでは2位シューマッハーに離されること18点の3位。既に気持ちは2007年か?(写真=Mercedes Benz)
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健闘したBMWザウバー。ルノー、フェラーリ、マクラーレンの3強に続き、今シーズン2度目のダブル入賞でポイント3点を手に入れた。ニック・ハイドフェルド(写真手前)は7位、先日結婚したばかりのジャック・ヴィルヌーヴは8位でゴール。(写真=BMW)
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ホンダのジェンソン・バトン(写真右)にとっては早く忘れたい母国GPとなってしまった。予選1回目“Q1”の最初のアタックが不調に終わり、2度目の計測に向かう前に抜き打ち車検で時間を取られ、タイムアップ。19番グリッドと散々なポジションからレースに臨んだが、9周目に自らが撒いたオイルですべりコースアウト、リタイアとなった。チームメイトのルーベンス・バリケロは、予選6位からいつものようにズルズルと後退、ポイント圏外の10位完走。慢性的なレースペースの遅さがまた露呈された。(写真=Honda)
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ホンダ同様、トヨタも歯車がうまく噛み合わなかった。レース前にエンジントラブルが発生したヤルノ・トゥルーリ(写真)は、最後尾22番グリッドから11位完走。ラルフ・シューマッハーは7番グリッドから上位を狙ったが、スタートで出遅れオープニングラップの混乱に巻き込まれた。スコット・スピードとの接触から立ち直ろうとしてマーク・ウェバーと接触、マシンを壊しながらコースアウトしリタイアした。(写真=Toyota)
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地元イギリスで、第3戦オーストラリアGP以来の2台完走を果たしたスーパーアグリ。佐藤琢磨(写真)17位、フランク・モンタニー18位と、トップから3周遅れでチェッカードフラッグをくぐった。
待望のニューマシンは、北米2ラウンドを終えた7月16日のフランスGPデビューを目標につくられている模様だ。(写真=Honda)
『【F1 2006】第8戦イギリスGP、アロンソ敵なしで3連勝、14戦連続ポディウム』の記事ページへ戻る
