
【語ってくれた人】片桐幸男(かたぎり ゆきお)さん/1987年入社。ボディー設計を担当したのち、90年に商品開発プロジェクトに移り、「カリスマ」「コルト」「コルトプラス」の開発に携わった。2010年4月から現職。
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【語ってくれた人】片桐幸男(かたぎり ゆきお)さん/1987年入社。ボディー設計を担当したのち、90年に商品開発プロジェクトに移り、「カリスマ」「コルト」「コルトプラス」の開発に携わった。2010年4月から現職。
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新型「ミラージュ」には「E」「M」「G」という3種類のグレードが用意される。写真は「M」。ボディーカラーは目下一番人気のセルリアンブルーマイカ。
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内装色は2パターンあるが、ボディーカラーとセットになっており、選択できない。写真のセルリアンブルーマイカを選ぶと自動的にブラックとなる。
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シート生地も選択肢はなく、「E」「M」グレードでは水玉模様をエンボス加工したプレーンニット(写真)になる。
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「M」と「G」にはタコメーターが付く。エコ運転を心がけるとレベルゲージが増えていく「ECOドライブアシスト」メーターも用意される。
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片桐さんは、かつて「コルト」の開発にも携わった。
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エンジンは1リッター3気筒のみ。「コルト」に搭載されていた4気筒から1気筒を切って3気筒にしたものだ。吸気側バルブを可変化し、コンベンショナルなポート噴射を採用する。
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純正アクセサリーのマルチストライプ柄シートカバーを装着すると、室内はこんな感じに。
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後席は6:4の可倒式。3点式シートベルトは3人分用意されるが、ヘッドレストは左右席のみ。(写真をクリックするとシートの倒れるさまが見られます)
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「初期投資はかかります。しかしプラットフォームの一新は必要でした」と片桐さん。
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ボディー軽量化のため、ハイテン材(高張力鋼板)をぜいたくに用いている。緑が440MPa級で青が590MPa級。側面衝突に備え、キャビン床面を横断する赤い部材には、高強度の980MPa級が使われる。
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空力改善へのこだわりは細部にまで及ぶ。ホイールキャップ(全グレードでスチールホイールが標準)には凹凸の少ないデザインを施し、空気の流れを最適化している。
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空力性能を重視して、後方に向かって絞り込むキャビンデザインを採用。大型のルーフスポイラーが目を引く。Cd値は0.27。
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