
ランボルギーニ・スタイルセンターのボス、フィリッポ・ペリーニ氏と「ウラカン」。
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ランボルギーニ・スタイルセンターのボス、フィリッポ・ペリーニ氏と「ウラカン」。
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デイタイム・ライニングライトを光らせて、鋭い表情で会場入りする「ウラカン」。
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会場にはストリップダウンされた、ランニングシャシー状態の「ウラカン」(手前の銀の車両)も用意された。
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研究開発部門を率いるマウリツィオ・レッジャーニ氏。
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5.2リッターV10自然吸気ユニットは610ps(449kW)/8250rpmと57.1kgm(560Nm)/6500rpmを発生。直噴とポート噴射を併用する機構(イニエツィオーネ・ディレッタ・ストラティフィカータ<IDS>と呼ばれる)が備わる。欧州複合モード燃費は12.5リッター/100km(8km/リッターに相当)。
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7段のデュアルクラッチ・トランスミッションは「ランボルギーニ・ドッピア・フリッツィオーネ(LDF)」と呼ばれる。クラッチK1はソリッドシャフトを介して駆動力を1、3、5、7速ギアに、クラッチK2はホローシャフト(ソリッドシャフトの周りを回転する)を介して2、4、6速およびリバースギアに送る。全長が60cmとコンパクトな造りが自慢。
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「アヴェンタドール」と同様に、ハルデックスカップリングによる4WDシステムを備える。通常時の駆動力配分は前30:後ろ70。最大で前0:後ろ100のRWD状態にもなる。
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パワーアシストは電動で、ステアリングギア比は16.2。オプションの可変ギアレシオ機構「ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング(LDS)」を装着すれば、ギア比は9から17までの間で変わる。
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車両の重心位置に3個の加速度計と3個のジャイロスコープなどが設置され、CANバスを通じて、ESC、4WDシステム、マグネティックダンパー、可変ステアリングギアレシオ機構とリアルタイムで通信し、制御する。
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「ガヤルド」ではアルミスペースフレームだったボディーアーキテクチャーが、「ウラカン」ではアルミと炭素繊維強化ポリマー(写真のオレンジの部分)のハイブリッド構造となった。ボディーシェルの単体重量は200kg以下という。
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ブレーキディスクはカーボンセラミック製が標準。キャリパーは前が6ピストンで、後ろが4ピストン。タイヤサイズは前が245/30R20、後ろが305/30R20。
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「ウラカン」のボディーサイズは全長4459×全幅1924×全高1165mm、ホイールベースは2620mm。車体の乾燥重量は1422kgで、前後の重量配分は42:58と発表されている。動力性能は0-100km/h加速が3.2秒で、最高速が325km/h。
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ペリーニ氏と「ウラカン」。
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「ウラカン」のデザインスケッチ。
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車体後部のスポイラーリップと同下部のディフューザーの効果が十分であるため、可変タイプのリアスポイラーは不要という。
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ステアリングのスポーク部には、「アヴェンタドール」より多くのスイッチ類が集まる。ウインカーやワイパーのスイッチまで配置されているようだ。
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メータークラスターには12.3インチの液晶パネルが備わる。3種類の表示モードがあり、「フルドライブモード」では中央に大きくタコメーターを配置し、「ミックスモード」では左側にタコメーターを、右側にインフォテインメント表示を置く。残りの「フルナビ&インフォテインメントモード」(写真)では、ほとんどがマップ表示となる。
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エンジンフード上の黒いルーバーは、名車「ミウラ」へのオマージュとのこと。