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テスト車は「BMW i3」のレンジ・エクステンダー搭載車。容量21.8kWhのリチウムイオンバッテリーに加え、発電用の2気筒ガソリンエンジンを装備している。
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ボディーサイズは全長×全幅×全高=4010×1775×1550mm。横から見ると、ユニークな形状のサイドウィンドウと、極端に切り詰められた前後のオーバーハング、19インチの大径タイヤが目を引く。
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インテリアでは、各所にリサイクル素材を採用。それを隠そうとせず、むしろ視覚的にアピールしているのが「i3」の特徴といえる。
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ドアはいわゆる観音開き。乗車定員は4人となっている。
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ステアリングホイールの向こうには、通常のメーターに代えて5.7インチのディスプレイを装備。現在の速度や航続可能距離、トリップメーターなどを表示する。
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シフトセレクターはステアリングコラムの脇に装備。イグニッションスイッチもここに備わっている。
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操作性については、アクセルをオフにすると積極的に制動が働くのが「BMW i3」の特徴で、慣れるとブレーキを踏まずにクルマを停止させることができる。BMWは、先行開発車両の「MINI E」などでも、この方式を採用していた。
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「BMW i3 レンジ・エクステンダー装備車」の電力消費率は9.34km/kWh。バッテリーの電力だけで、196.1kmの距離を走ることができる(いずれもJC08モード)。
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「BMW i3」の運動性能は、0-100km/h加速が7.2秒(エクステンダー装着車は7.9秒)、最高速は150km/hとなっている。
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ダッシュボードの中央に装備されたディスプレイ。ナビゲーションシステムやオンボードコンピューターなどの機能を併せ持ったもので、他のBMW車と同じく「iDrive」のコントローラーで操作する。
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リアフェンダーのそばに設けられた急速充電用のソケット。日本仕様はCHAdeMO(チャデモ)規格に対応している。
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タイヤは幅が狭く、径が大きい特殊なサイズのもので、ブリヂストンがBMWと共同開発した「エコピアEP500」を装着している。
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フロントのキドニーグリルは、実はダミー。フロントフードの下はトランクルームとなっており、奥には普通充電用のソケットが備わっている。
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右側フロントフェンダーに設けられた、フューエルリッドが「レンジ・エクステンダー装備車」の目印。油種はハイオク指定となる。
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ラゲッジルームはシートを起こした状態で260リッターの容量を確保。リアにモーターや発電用エンジンなどを搭載する関係で、床下収納はない。
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BMW i3 レンジ・エクステンダー装備車
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『BMW i3 レンジ・エクステンダー装備車(RR)【試乗記】』の記事ページへ戻る