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初代「タルガ」を思わせるシルバーの“タルガバー”には、オリジナルをほうふつとさせる3本のグリルと“targa”のロゴが入る。
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「タルガ4S」の室内。ルーフシステムは遮音性に優れ、クローズ時には「911カレラ クーペ」と同等の静粛性が確保されるとうたわれる。
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先代モデルと同様に、新しいタルガも駆動方式は4WDのみ。3.4リッターのフラットシックスを搭載する「タルガ4」と、3.8リッターの高性能モデル「タルガ4S」が用意される。今回試乗したのは後者。
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初代「911タルガ」のプロトタイプが発表されたのは1965年。初期型ではリアウィンドウも取り外し可能な透明ビニール製とされた。写真の車両はガラスになってからの1970年モデル。
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ルーフシステムはソフトトップとガラス製リアウィンドウの2つの可動部品で構成される。“タルガバー”は車内側がスチール製で、車外側が鋳造アルミ製。もちろんロールオーバープロテクション効果が備わる。
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トップを車内側から見たところ。ルーフライニングはトップ部がブラックのファブリック、“タルガバー”部が同じくブラックのアルカンターラとなる。
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ここにソフトトップが収まる。リアコンパートメントの容量は160リッター。
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センターコンソールのスイッチを操作すると、約19秒でルーフを開閉することができる。(クリックするとルーフが閉まる様子が見られます)
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「タルガ」モデルは「911」の中で確固たる地位を築いており、911シリーズの全販売台数の約13%を占めているという。
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ボディーはリアがワイドな「カレラ4カブリオレ」がベース。「911カレラ」の2WDモデルと比較して、左右がそれぞれ22mm幅広くワイドになっている。
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日本仕様のトランスミッションは7段PDKのみ。シフトセレクターの手前側にトップ開閉用のスイッチが見える。
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「タルガ4」には350psの3.4リッターユニット、「タルガ4S」には400psの3.8リッターユニットがそれぞれ搭載される。ご覧のとおり、外部からエンジン本体を見ることはできない。
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「タルガ4S」の動力性能は0-100km/h加速が4.6秒(PDK仕様の標準モード時)。ボディーのCd値は0.30。
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5連メーターの中央にタコメーター、その左隣に330km/hまで刻まれたスピードメーターを配置する。最高速は294km/h(PDK仕様の場合)。
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「タルガ4S」のタイヤサイズはフロントが245/35ZR20で、リアが305/30ZR20。
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ポルシェ ジャパンは2014年2月1日に「タルガ4」と「タルガ4S」(写真)の受注を開始しており、価格は順に1500万円と1800万円(いずれも8%の消費税を含む)。
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ポルシェ911タルガ4S
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『ポルシェ911タルガ4S(4WD/7AT)【海外試乗記】』の記事ページへ戻る